★宝くじで3等以上が当たれば、あと二人くらい産んでやるよ(笑

みんなが言うんだ
「3人は欲しいけど、お金がない。旦那はサービス残業で遅いし、給料もカット。預けられる実家は遠いし、働こうにも身体がもたない。できれば子供のために家にいて、ちゃんと手作りの食事の用意をしたい」
どうすれば、子供を増やせるんだろう?
このままじゃ、子供のいる家庭にだって未来はない。
「子供? 産まないよ、だって将来を担ってもらいたいような国じゃないし」
笑いながら頷いているお母さん達。
コレで良いんですか?
雲の上の方々……。

★へこむ

いつもノーテンキな「かざと」ですが、鬱気な日もあります。
それでも明るく
明るく
アカルクアリタイト……

くそっ!

火の粉が掛かる前に詮索は止めてくれ!!
◆体調が思わしくない方が多いようです。こじらせないようにご自愛下さい。

そう言う我が家でも、今日は旦那が風邪で休んでいます。
月曜日は、二人のチビがいて騒がしく
昨日は学校の役員会とランチで忙しく
それでも家の雑事を片付けて、水曜日こそは小説にかかり切れると思いきや。

……
……
……。

大事な旦那様です、心を込めて看病しましょう(ちっ!)←笑

おとなしく寝てればいいけど、
「喉が渇いた」
「食欲がない」
と、構って貰いたがるところは子供と一緒です。
「冷たいモノ飲む?」
「プリン買ってきてあげようか?」
といえば。
「炭酸は厭」
「某メーカーのプリンは美味しくないから違うの買ってきて」
我が儘放題です。あたしゃあんたの母親じゃないよ!

でも、あたしが寝込んだ時は、しっかりチビ達にご飯を食べさせて大人しくさせていてくれた。
……しょうがないなぁ。
週末「デカレンショー」に行くし、横浜もおいて行っちゃったし、優しくしてやるか(笑
★最近すっかり育児日記化してますが(苦笑

やはり、昨今の出来事から気になる娘の言葉遣いです。
「はぁ? 早口で何言ってるかワカンナイんだけど。もうそれ聞いた、オンナジコト何回も言わないでくれる? はいはい、あ〜そうですか」
クラスメイトからの電話の受け答えです。電話を切った後で、もちろんカミナリを落とした。
「あんた、言葉に気を付けな! 友達に対して何て口の利き方するんだ、自分がされたら気持ちがいいか? 厭だと思うなら二度とするんじゃない!」
え〜、今更ですが。あたしはかなり子供にキツイ言い方をします。子供も親の口調で怒りのバロメーターを量るので、本気の程度を口調に込めないといけないわけです。
娘は、ふて腐れました。そっぽ向いています。反省の兆候無しです。
「友達に謝るまで、外に遊びに行かせない」
「何謝ればいいか、ワカンナイもん」
「自分で考えろ」
「ワカンナイ」
「なら、今後一切友達の家に行くな」
泣きました。
でもまあ最後には納得したのか……いや、あれは自分の利益を天秤に掛けて謝った方が得と判断したのでしょう。
「謝ってくる」
そう言って出かけたのが、17時10分。
18時過ぎても帰ってきません。
そのまま遊んでいるのでしょう、少し叱りすぎたし、もう少し大目に見るか。
18時30分……。
ぷちっ、とキレました。
結局45分くらいに帰ってきて、怒られると解っているから玄関から入ってこない。
下の子が心配して様子を見に行きました。
「ママ、お姉ちゃん帰ってきたよ」
「お姉ちゃんは6時前に帰ってくると約束しているから、約束を守らない子はうちのお姉ちゃんじゃない」
「時計が間違ってるのかも知れないよ」
「犬夜叉始まったから、間違ってない」
娘は犬夜叉見たさに
「ママァ〜、ゴメンナサイ」
下の子はとうとう
「お帰りって言ってあげてよ、ママ。許してあげようよ、ママ」
と泣き出した。
なんで、おまえまで泣くんだよ。しょうがない、弟に免じて許してやるか。
成田に住んでいた時、大型店舗おもちゃ売り場の無料体験ゲームで遊んでいて時間が解らなくなり(日が暮れたのがわからない)近所のお母さん達と自転車や車で探し回って大騒ぎになった事がある。危うく警察に行こうとして、やっとみつかった。
「成田の事を忘れたか?」
「ゴメンナサイ、覚えてる……」
あたしの生まれ育った新潟の田舎町なら、近所の空き地や道路で19時くらいまで遊んでいた。でもここは、新潟じゃない。不審者注意連絡網が、週に2回も3回も来る。
心配で胸のつぶれる思いをするのはママなんだぞ。
ほっとした気持ちが先に立ち、殴るのは堪えた。

それに事の発端となった言葉遣いは、そのままあたしの口癖だったし……。
反省ばかりのママでした。

ああ、でも、だって……。
女の子は扱いにくいよ、ホントに。
★下の子がお熱です。

「八景島シーパラダイス」で大雨だったからな。水族館は屋内ですが、バスの駐車場からあじさいの咲く坂道を下りるまでにびしょ濡れになった。
2・3日前から、それらしき兆候(寝付きが悪い、食欲がない、夜中に起きる、直ぐ喧嘩する、泣く)があるなーと思っていたが案の定。
37度2分、微妙です。上の子の時は、37度8分も熱があったのに幼稚園にやった事がありました。余り元気そうだったから、平気だと思ってたんですよ。大体自分が熱くらいで仕事を休むのは軟弱だと思っていて、40度の熱が出た時も仕事に行き、幻覚見た事があります。只のおおバカですよね。
娘は平気な顔をして帰ってきましたが、周りのお母さんに怒られました。
「何やってるの! 悪化して大病になったら子供が可愛そうでしょ? お母さんの責任なのよ!!」
おっしゃるとおりです。しかしそれでも
「大袈裟な」と思っていた。
ところが、ツケはしっかりまわって参ります。
いつもの風邪と思って市販薬を飲ませ様子を見ていたら、いきなり嘔吐と下痢を繰り返し顔面蒼白に。
「急性腸炎(嘔吐下痢風邪)」にかかりました。慌てて救急病院に連れて行き、子供は入院です。
点滴のチューブを引きちぎり、柵になったベッドで野生の猿のように暴れる子供に、泣きながら「ごめんね」と言い続けました。
まあ、早く病院に連れて行ったからって結果は変えられなかったとは思いますが、いたく反省し考え方を変えた出来事です。
小児科のベッドにまるくなり、子供を抱えるようにして一緒に寝ました。
付き添いを変わってくれた旦那は、スチール椅子を並べて寝ていたようです。(仕事で徹夜の時はよくやるらしい)
しかし点滴のチュ−ブを引きちぎり、看護婦さんとお医者さんが5人がかりで抑え付けなければならなかった我が家の息子。当時はまだ2才5ヶ月でした。あの時は心配で、可愛そうで、狼狽えていましたが、後から考えると随分元気な入院患者でした(笑
今も元気に狭いマンション内を走り回っています。
……幼稚園に、行け(T_T)

タイトルと関係ない話を長々書いてしまったけど、今日一日、チビ達のうるさいのを我慢する自分を納得させるためです。上の子も、土曜参観の代休でお休みなんですよ〜(T_T)
ちなみに男の子のお熱の程度は、パンツを脱がせると一目瞭然です。(男性読者の方にはゴメンナサイね・笑)

◆タイトルに戻って

「叢雲」第3部では、横浜朱雀校とのオムニバス形式になります。ですから勉強しておかないと、多分横浜在住の方から石が飛んできます。
石くらいなら良いですが、ペトリオットやエグゾセが飛んできたら朝霞では対応できません。いけない、また話がそれました。

「はとバス」で回ったくらいで取材を済ませるつもりは毛頭ありませんが。まあ、それなりに手掛かりを掴む事は出来ました。
「三部」のテーマは
「再度日本が鎖国をしたらどうなるか」ですが、悲しい事に荒唐無稽な設定に追いつく頭がありません。
それでも、知識を総動員して、解らないところを調べて、知っている人から話を聞いて書く事があたしは楽しくて仕方がないんです。
これから沢山調べ物をしなくてはなりません。ワクワクします。この「はとバス」ツアーはイメージを固める足しになりました。
まずはぺリーさんから調べます。日本で一番古い石造りのドックも使えそうです。優樹君のお爺さんは山の手のお屋敷に住んで貰おうと思います。朱羅さんのお気に入りのカフェを、元町で探したいと思います。
「二部」を書きながら、構想を固めていかなくちゃ。

ネタばらしになりましたが今更珍しい設定ではないので、「かざと」がどう料理するか温かく見守って下さいね(^_^)v
◆コホン、今日は小学校の土曜参観でした。

6月は土曜参観が必ずありますが、やはり父の日の関係か普段教育現場に関わりのない父親を引っ張り出すのが目的でしょう。
生活では苗の植え替えやノコギリを使った工作など、父親に出てこいと言わんばかりのイベントを用意しているわけです。

ちゃんと皆さん、一家総出でいらしてます(笑
やはり見ていて微笑ましいのが、鼻の下を伸ばして我が子を見つめるお父さん達。先生に当てられて、つっかえようものならその焦りようから誰が誰のお父さんか一目瞭然。
ふふふっ、可愛いね、お父さん。
うちの旦那も、子供より早く起きてシャワーを浴び髭を剃り、ピシッとアイロンの掛かったシャツに着替えてスタンバイ。
親バカめ(笑
「自分の娘が一番美人だった?」と、からかうと
「当然」と言い返します。
あああ、親バカめっ!
災害時引き取り訓練があったから、あたしも遅れていきました。終了後、息子と自転車で先に帰りましたが旦那は娘と並んで歩いて帰ってきました。
それはもう、嬉しそうにね。

★災害時引き取り訓練

震度5の地震で校舎が崩壊したという仮想だそうです。
しかし、あんなにのんびり避難してていいのか?(笑
まあ、訓練に緊迫感を求めません。つまりはシミュレーションしておけば、いざという時に少しは役に立つ程度です。
三階の高さから一度もあのチューブで滑り降りた事がなければ足もすくむでしょうが、誰か一人経験した事があって先じて飛び込めば後から続く事が出来るはず。そのための訓練と割り切ります。

しかし、小学生の時からのあたしの願い。
梯子車に乗りた〜い!!
「のりスタ」の「ボブとブーブーズ」で、ボブやウェンディがパワーショベルのショベル部分に載せて貰って家に帰るのだけど羨ましくてしょうがないんだ。
乗ってみたいよねぇ……。
キャタピラも萌えるし。
ああ、でもやっぱり梯子車に乗りたいなぁ……。気持ちよさそうなんだもの。
一番高いところから、手を振ってみたいな。でもすごく揺れるんだってね?

◆横浜

田舎から、父が親類縁者を連れて上京してきた。
今日は「はとバス」で都内観光。
明日は、やはり「はとバス」で横浜観光。
明日から合流するわけですが、すごく楽しみです。
「中華街散策・飲茶食べ放題」
「八景島シーパラダイス」
「海ほたる」
オノボリさんコースや、デートコースでないとなかなか行かないですからね。
チビ達も一緒です。旦那は留守番(ゴメンね・笑)

晴れると良いんだけどなぁ〜
★今日はサーチマンとライカ君が出た!わーい!!

世の中を冷笑的に捉え、シニカルな見方をする事で己をガードする。
彼等は世の中の愛や正義、友情、真実を鼻先で嗤いながら、本当は一番信じたいと願っている寂しがり屋さんだ。
ガードを崩すのを怖がって、人との関わり合いを避けようとする傾向がある。

キャラクターの行動パターンを定義つけるために、既存のキャラクターの性格を分析して行動形式を位置づけてみる。
小説を書く上で、結構重要な作業です。
自分にない考えや行動を取らせるためには、理由がわからなくてはならないから。

さて、既存のキャラだけかと言えばそうでもなく。
身近にも上記のようなヤツがいる。
少しずつガードを崩して信頼を得た今は大切な友人となっている。ブロック崩しは難しかったけど、彼女が欲しかった。

しかし、なぜかこの類のキャラクターは頭の切れる輩が多い。だからなお、厄介なんだよね。

つまりは、ネット君。
早くライカ君をテリトリーに引っ張り込んであげてくれ。既にサーチマンはロックマンの手の中だよ(笑

母、怒る

2004年6月5日
★疲れたぁ〜
今日は下のチビの遠足でした。
あんまりくたびれて、21時くらいに帰ってきた旦那の夕食を用意し、子供を寝かしつけながら自分も爆睡。足がつって、さっき目が覚めました。
やばい、午前二時です。
土日にオフにしてある目覚ましを、6時にセットしなくてはいけません。明日は上の子の土曜参観日があります。
いたたたた、ちょっと山を駆け回ったくらいで足がつるなんて。でも、滑り台(かなり長い)面白かったな。すごいスピードが出て、怖かった。
バイク乗りだったから、ジェットコースターやスキーのスピードでビビる事は余り無いです。でも、滑り台はコースが読めないし体勢が掴めないし、すごく怖かった。
富士急ハイランドで有名なジェットコースター、滑り台だったらきっとあたしには乗れません(笑

★まあ、何を怒っているかと言えば子供のおやつに「ポケ○ンパン」を買ったのですが。

こいつが、値段が高い割に美味しくないんだよね。シール欲しさに買いたがるから、おやつなら良いよと言って買いました。腹の足しにも成らず、栄養価も低い某メーカーの作って遊ぶおやつや、おやつにもならない食玩付きよりはマシだし。
おやつは、腹の足しにしろ!がモットーです(笑

ところが昨日今日と、出てきたシールがお気に召さずに泣き出した。
はあ? 幼稚園児か、おまえは?
「ベロリン○」の何処が悪い?「カビ○ン」だって、強いし可愛いじゃないか?おまえは外見で「ポ○モン」を判断するのか?個性を見たらどうだ?と、たかが「ポケモ○」で説教を始めるあたしも大人げない。
だって、「やだ!」が始まって30分以上も泣いてるんだもの。最初は「きっと次はピカチ○ウが出るから」と慰めていたけど、たいがい呆れて怒りたくもなりますよ。
それに暫くシールに興味なかったくせに、友達の家でコレクションを自慢されて急に欲しくなったらしいのだ。

それで好きなキャラが出ないからって泣く。
幻の「ポ○モン」が出て欲しいと言って泣く。
自慢したいためなら二度と買わない!と、怒りました。

と、しかし、普段ならこんな事で泣かないんだけどなと思い至った。
そして今日、遠足で一緒になったお母さんと話していたら。
「昨日Mちゃん(娘)遊びに来てくれたのに、なんだかみんなから外れちゃったみたいで、つまんなそうだったのよ。ごめんね」と言われました。
ははん、そうか。
昨日遊びに行った家は男の子の所ですが、一緒に行った女の子とその男の子は幼稚園からのお友達。娘は新参者です。
遊び方の雰囲気が掴めず、仲間はずれ状態になったらしい。

転勤族ですから、子供には友達作りで苦労させています。
娘がどれだけ一所懸命、友達を作ろうとしているか知っている。
小さい頃からの遊び仲間にはいる事が、どれだけ大変か。
……ママはちょっとだけ反省。

そして「ポケモ○パン」を山ほど買ってきた。
「好きなシールが出るまでおやつはコレだよ? ママも食べてやるから」
「ありがと、ママ」
娘が笑った。
甘い親だよね、可愛いから良いんだもん!
[第32回のあらすじ]
◇『魄王丸』が魂を喰らう邪悪な妖怪ではなく、神の使いかも知れないと聞いた遼は冷たい戦慄に襲われる。そのキーワードが何をもたらすか、答えの出る時が近づきつつあると感じたからだった。

:::::::::::::::::::::::::::::
<本文>

 優樹の手を借りて遼がゆっくり立ち上がると、気遣うように美月が様子を伺った。
「掃除も終わったし、洞窟に案内してあげるつもりだったけど戻った方が良さそうね。昨日の事もあるし……休んだ方がいいわ」
「いえ平気です、ぜひ案内して下さい。美月さんの話を聞いたら、どうしても行ってみたくなりました」
「でも……」
 躊躇う美月に譲らぬ態度で笑顔を返すと、優樹が小さく溜息をついた。
「こいつさ、見掛けによらず頑固なんだ。まっ、気分が悪くなったら俺に言えよ、いつでもおぶってやるからさ」
「悪いけど二度とゴメンだ、何があろうと自分で歩く」
「あーそうですか」
 遼の悪態に安心した美月は、掃除用具を取り纏めて両腕に抱えた。
「それじゃ、行ってみましょうか? 空も晴れてきたから、きっと気持ちが良いわよ」
 先に立って石段を下りる後から、空のポリタンクを持って杏子が続く。
「あっ、荷物は俺が!」
 叫んだ優樹に美月は手を振り、「いいから遼君とゆっくりいらっしゃい」と応えた。
「僕なら心配いらないのに……」
 不満から呟くと、優樹が笑う。
「平気ならいいけど、無理すんなよ。……ところでさ、おまえさっき何か言い掛けただろう? 何が言いたかったんだ、言ってみろよ?」
 はっとして遼は優樹を見返した。だが、言葉に出来ない。
「本当に……何でもないんだ。君があんまり早く石段を登るから、同じペースできつかったって言おうとしただけだよ」
「ホントだな?」
「本当だってば」
「俺に、嘘つくんじゃねぇぞ」
 どきりとして、遼は息を飲む。
「おまえが妙な力で厭なモノを見ても、何も出来ないからイライラするんだ。だけど一人で考え込まないで言ってくれよ、もしかしたら力になれるかも知れないだろう?」
「心配ないよ、何かが見えた訳じゃないんだ」
「……そっか」
 しかし優樹は、納得のいかない顔のまま動こうとはしない。
「嘘はつかない、約束するよ。何かあったら遠慮無く助けてもらうから……でもあまり、みっともないのは厭だな」
「背に腹は代えられないだろ? 厭なら佐野先輩が言ったみたいに鍛えたらいいんだ」
「君じゃあるまいし、勝手な事を言わないでくれよ」
「気になる言い方だけど、まっ、いいや」
 ようやく気が済んだのか、踵を返し優樹は石段を下り始めた。が、ふと足を止めて振り返る。
「大丈夫だって、言ってるだろ? 自分のペースで行くから先に降りて構わないよ」
「わかった、下で待ってる」
 これ以上の気遣いがかえって遼を疲れさせてしまうと知っている優樹は、何も言わずに石段を駆け下りていった。その気持ちを有難いと思いながら、しかし遼の気持ちは沈んでいく。
 これ以上詰め寄られたら、何もかも言葉にしてしまいそうだった。不安、疑問、謎、答えの出ない悩みを打ち明け、優樹を困らせるところだった。
(出来ない……僕には言えない……!)
 嘘じゃないと、自分に言い訳した。見えたわけではないのだ、聞こえたのだ。
『全ての理由は此処にある』
 意識の奥深く、何者かの声が響いた。それでもまだ、否定したかった。
(関係ない、絶対関係あるものか!)
 打ち払うように首を振ると、遼は石段を下りていった。

:::::::::::::::::::::::::::::
◆え〜と、もう少し先までアップできたのですが、取り敢えずここまででVOL4にまとめたいと思います。
まとめて読みたい方は[MURAKUMO]ホームページ「本編」からどうぞ。
▽「MURAKUMO」
http://mypage.odn.ne.jp/home/kazatoyou

◆一部もそうでしたが、この先は展開が早くなるかも知れません。資料も取り揃え、万全の体制で臨むつもりです(^_^)v
それにしても杏子とのやり取りより優樹とのやり取りの方が、気恥ずかしいのは何故でしょう?
女の子が男の子に好意を示すのはある意味自然ですが、男の子同士で「頼りにして欲しい」なんて、言えないだろうし言われたくないだろうし。
でも、「お互い解ってるから口には出さない」というのでは、つまらないよねー(笑

◆改稿した「叢雲一部」を、ようやくアップしました。
多少、趣が変わっています。お時間のある方は、覗いて比べて頂けると嬉しいです。
優樹君も遼君も性格が冒頭からはっきりしていて、お話にメリハリがついた様な気がします。
[MURAKUMO]ホームページからも行けますが、短気な方は(?)こちらからどうぞ(笑
http://youkazato.gooside.com/

◆お次は何を改稿しようかな? それより新作を書く事が先ですね。何とか夏休み前には、二部を終わらせたいと思っています。

★ご意見ご感想はこちらの掲示板にどうぞ!
「MURAKUMO」
http://mypage.odn.ne.jp/home/kazatoyou

◆hotmail:youkazato@hotmail.com
でも、お気軽に。MSNメッセアドにもなっています。
★教育熱心とはほど遠い「かざと」です。
おまえに怠け者です(笑)

娘が宿題で「解らないところがある」と言います。
面倒くさいので
「初めから10回考えてごらん」と言います。
娘は
「10回考えて解らなかったら教えてくれる?」と聞くから
「10回考えてわかんなかったら、11回考えろ。もしかして11回目で自分が見つけられるかも知れないのに、聞いてしまったら1回で終わりだし覚えられない。100万回考えて解らなかったら教えてやる。でも、そんなに解らないようじゃもう一回幼稚園からやり直せ」と言います。
冷たい親ですねぇ〜、自分で考える癖をつけさせていると言えば聞こえが良いのですが、面倒なだけです(笑)

ああするべきだ、こうしちゃいけない。
教えれば済むのでしょうか?
では
教えられていない状況になった時に、どうしたらいいか解らなくなるんじゃないかな?
してはいけない事を押しつけられて、
「なぜ」と考える時間を与えない。
わからなけりゃ、100万回考えろ。結論が出なかったら100万ともう1回考えてごらん。
人から貰った答えは、応用が利かないよ。

★チキンカチャトーラ
昨日はクリームシチューがすごく食べたくて、食材を用意したのに娘の給食がシチュ−だった。
がぁ〜ん(涙)
当然娘は「夕飯違うのがイイ」というよね。
仕方ないから「チキンカチャトーラ」にした。
(うちのクリームシチューやカレーはチキンです)
ニンニクとオリーブオイルで材料を炒め、トマトの水煮缶とコンソメキューブをぶち込んで煮るだけ。
あー、今日はワインがないのでちょっとだけブランディを入れてみた。それから大豆の水煮缶と、生で食べるには少し萎びたキューリ。ピーマン、タマネギ。そんなもんかな?
コー○の「イタリアンエッセンス」があると良いのだけど、ないからハウ○の「イタリアンハーブソルト」を3分の1ほど入れる。良いお味に出来ました。
ちなみにこれは、長年の経験といい加減な感に基づくレシピです。この通り作っても味の保証は致しかねます(笑)

★絵本サイト
おおこれは!と思うモノを発見。

娘が転んで、ささやかな擦過傷を作ってきた。お風呂にはいる時に、「滲みるから厭」というので。
「因幡の白ウサギみたいに塩水すり込んでやろうか?」とからかった。
「因幡の白ウサギって何?」
ああ、しまった! またウンチクが仇になった。
仕方ないので、昔話を始めた。ところがどうも、うろ覚え。テレビを見ていた旦那が
「ネットで調べてから話してやれば?」というので、調べてみた。
あるある、昔話サイトが沢山。
自分の趣味以外に使わなかったけど、初めて教育に使った?
で、まあ調べて話して聞かせました。

そのサイト、面白いですよ。
http://www.e-hon.jp/index.htm
オート紙芝居式で音声付き。尚かつ各国語バージョン有り。
英語はもちろん、ドイツ語フランス語、中国語、インドネシア語まである。(音声は英語だけでした)
「おお、なるほど」と暫く遊んでいました。
各国語の勉強にもなりそうです(あたしには、あんまり関係なかったか?)

寝る時になって
「ママ、本読んで」と子供が言うから(言われれば大抵読んであげている)
PC立ち上げて先ほどのサイトにアクセス。
「今日はコレにしようか?」
呆れるほど横着者の母親でしたとさ(笑)
◆政府公報で

子供との接し方が解らない親に向かって、「まず、抱きしめてあげなさい」と言っている。
そんな事まで、テレビで言われなきゃ最近の親は子供を抱きしめられないのか?
デキナイらしいね。
悲しい事に最近は、自分が楽しむ事に血道をあげる親が沢山いるようです。
ご近所でも、毎日のように友達を呼んだり呼ばれたりして深夜まで帰らない人がいます。ご主人が遅くて、寂しいのでしょう。
でも可愛そうなのは子供です。
「どうせお菓子やジュースでお腹一杯になるから」と、夕ご飯らしいものを食べないのだそうです。
身体は不健康に痩せていて、目付きは落ち着きないように見えます。
「風邪ひいてばかりで厭になる」お母さんは言います。
当然じゃないの?と思うけど、言えません。

習い事に嵌って、毎日子供を誰かの家に預けているお母さんもいます。
お昼くらいに、電話がかかってきて
「今日、うちの子が○○君と遊びたいって言うんだけど行っても良い?」
そう言われれば大抵は
「どうぞ、どうぞ、お母さんも一緒にお茶しましょう」
と、大抵のお母さんは答えます。でも、
「あ、あたしは用があるから子供だけお願い。6時くらいに迎えに行くから」
それでもまあ、
「いいですよ」
と言いますよね。
結局迎えに来たのが7時過ぎで、預かったお母さんは夕ご飯を食べさせて、お風呂にまで入れてくれたそうな。
預けたお母さんは、他でもそうやっているらしく、次第に預かるお母さんは居なくなってしまったとか。
今はどうしてるんでしょう?

3才くらいまでの子供は、言い方は悪いけど犬や猫の子と大差ありません。
お腹空いた、遊びたい、おしっこ出る、眠い。
それがいきなり、
今日のご飯は美味しくない。この服は好みじゃない。お母さんはうるさい。○○ちゃんは嫌い。あれが欲しい、コレが欲しい。買ってくれなきゃ言う事聞かない。ケチ。
なんて事言い出すわけです。
自分の意志を持ち、自分の考えで行動し、そのくせ善悪の区別や本音と建て前の区別がつかないのに、解ったような事を言います。
あたしは同レベルで喧嘩してしまって、子供が可愛くないと幼稚園の保母さんに愚痴った事がありました。そのベテラン保母さんはにっこり笑って。
「同じ土俵で勝負してはいけません、相手は4才ですよ?」
と言いました。
解っていて、忘れる事です。誰かに言われて、初めて言葉として記憶に残りました。
それからはその言葉が保母さんの笑顔と一緒に甦り、随分助けられた。
解っていても、言われなきゃ認識できない事がある。
何を求めてるか、わかんない事もある。

自分の事に一所懸命でもイイよ、お母さんだって居場所を捜してるんだから。
だけど、子供には毎日
「大好きだよ、愛してる、あなたが一番大事、だからあなたは生きてるんだよ」
そう言ってあげて欲しい。
それだけで子供の居場所が出来ると思うから。

そうすれば、悲しい事件はきっと減ってくれる……。
★大雨です。
今日から衣替えなのに、長袖のTシャツ着せたいくらい寒い。
「半袖じゃなきゃ厭だ」という娘に、取り敢えず下着を着せて学校に出しました。長靴はけと言っても、「格好悪いからいや」という。それで靴をビショビショにしてきて、「明日履いていく靴がない」と言うんだよ。
馬鹿者め。

毎朝、通学班集合場所を通り過ぎる三人の高校生がいる。多分今年入った一年生だ。
しかし三人とも制服が違う。
違う高校に入っても、待ち合わせて駅まで一緒に行くくらい仲良しなのかな?「いいなぁ」と思いながらも、「いつまで一緒なんだろう」と邪推する。
ずっと一緒だと良いね、オバサンはそう願ってる。
ところで
その三人の夏服を楽しみにしてたのに今日見られなかった。
がっかり……。(オイ!)
明日のお楽しみかぁ……。

★使ってみたい台詞
「おまえに何が解る?俺の事を何も知らないくせに知ったような事を言うな!」
解って欲しくて甘えてるね。
「命乞いしてみろ」
主人公は、一度はコレを言われなくっちゃ(^O^)
他にも萌え言葉ないかなぁ……。

コレを使いたいが為に、ちんたら前振り書いてます(笑

「地獄の番犬」
デカマスター、あんた格好良すぎ!(笑)
でもさすがにコレは使えないなぁ、残念だけど。

★「俺の兄貴その傾向と対策」
ホモっぽいタイトルと言われ悩む。
健全な中学生の話だけどな。
まあ、いいや。そろそろ書き始めよっかな。
★暑くて寝られません。
エアコンつけるか?と、旦那は言うんですが……あたしは余りエアコンが好きじゃないんです。不自然な冷気と、一歩部屋を出た時の温度差に参ります。

夏は暑くて良いんだ!
子供の頃は暑いのが大好きだったけど、最近きつい。
歳ですかね?厭ですね。
所沢はお年寄りが多いので、この暑さのせいか、ひっきりなしに救急車が通ります。
風の匂いが違うんです。田舎は暑くても、こんな感じじゃない。
湿った、草いきれ。土と水の匂い。
蛙の声。
ぼうっと、空を見ているだけでいい。

此処には、何にも遮られない青空がない。
目で追う雲を、ビルの隙間に見失う。
★嫌いだ、コンピューターなんて(T_T)

何もコンピューター制御でなくて良いのに、マニュアル通りに設定しないと動いてくれない。注意書きを守らないと、糸は絡むしカムに喰っちゃって、もう四苦八苦。
ええ、どうせ、行き当たりばったりで説明書を読まずにマシンやソフトと格闘する人です。だって、使ってみれば何とかなるじゃん。

諦めてマニュアル通りに一からやってみる。
快適に作業終了。
……ちくしょー、何だか悔しい。(←馬鹿?)

★料理でも、ちょっとした手間を惜しむと全てが台無しに成る事が多い。
料理の手間は、苦じゃないんだよ。
マシンは「うごかなけりゃ叩けば直る」的発想がまだある原始人です。
PCを叩く事は、さすがにしない。テレビくらいかな?

ある日
旦那がPCを叩いていた。ええっ?まさか???
「ああ、叩けば直るんだよコレ」
……嘘だと言ってくれ(T_T)
★ようやく麦わら帽を綺麗にした

息子の幼稚園の制帽です。
塩吹いた汗染みがやっと綺麗になりました(笑)
お昼を食べた後、旦那が子供達を「航空公園」に連れて行ってくれたのですが、「日が暮れるまで帰ってこなくていい」と言ったのに、もう帰ってきたよ。これからフォトショの勉強しようと思っていたのにぃ〜。

名札の確認もしなくちゃね。
毎年、毎年、学年もクラスも替わるから。
嬉しくもあり、面倒くさくもあり(笑)

★コンピューター制御のミシンで

名札を作ります。
別にマジックで書いても良いんだけど、上の娘が生まれた時に、何を思ったか旦那が「これから必要になるから」と、買ってくれました。
よほど娘が生まれた事が嬉しかったんでしょう(笑
[第31回のあらすじ]
◇美月が話し始めたもう一つの伝説。そこに隠された真実に驚きを隠せない遼だった。島の由来となった『蜻蛉鬼』とはいったい何なのか?『魄王丸』の正体とは?

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<本文>

 えっ、と遼は息を飲んだ。杏子も初めて聞く話に呆気にとられた顔をしている。
「柏原義時の主君である園部実光には、義時の父君、柏原正義と力を二分する倉田秀剛という家臣がいた。この倉田という人物は奸計に長けた策士で、真っ正直な戦いしかできない園部実光の窮地を何度もその知恵で救ってきたのだけれど、義を重んじる柏原正義とは相容れない仲だったの。応仁の乱・一条大宮の戦いで山名教之の下に戦った園部は赤松政則の勢に大敗し、参戦した長男兼光が深手を負ってしまった。それから実光はすっかり弱気になり戦いから退く事を考え始めるようになったのよ、次男はまだ幼く、高齢の自分にはこれ以上戦いは無理だと感じてね。そこで野心家の倉田は園部の首を土産に、当時優勢だった東軍に寝返ろうとしたのだけど、そのためには柏原正義と息子の義時が邪魔だった……」
「じゃあ、義時を殺したのは倉田なんだな?」
 嫌悪感を露わに口を挟んだ優樹が、騙す、裏切る、寝返るという単語を何よりも嫌っていると遼は知っていた。
「柏原正義も義時も頭の良い人物で、倉田の企みは直ぐに気取られてしまったの。焦った倉田は一計を案じ、都を騒がす『魄王丸』退治に義時を向かわせてはどうかと園部実光に進言したのよ。当時は戦で死んだ兵の遺体が、野山だけではなく都の路上にも沢山あって弔いも間に合わないほどだった。放置されたまま野犬や狼、鳥や獣に荒らされて、その惨状が妖怪の仕業に置き換えられたらしいけど……戦場に白い獣を見たという話は瞬く間に広がっていったの」
「それが『魄王丸』なんですか? ではやはり、獣と同じく死体を?」
 遼の問いに、美月は首を振る。
「それが……見た者の話では、白い獣が死体に近付く魑魅魍魎や野犬を追い払っていたというのよ。でも、その言葉を信じる者は誰もいなくて結局悪い妖怪と思われ、『魄王丸』と呼ばれるようになった。『魂を喰らう者』という意味らしいわ」
「あのっ、退治に行った義時は? 美那様はどうなったんですか?」
 結末を早く知りたいのか、杏子が先を急かした。
「戦列を離れる口実が欲しかった園部実光は、まんまと倉田の進言を受け入れ義時を山城の山中に向かわせた。だけどそこで待ち受けていたのは、倉田が陰陽師に頼んで呼び出した『蜻蛉鬼』だった……。義時を弔ってすぐに美那様は、誰にも告げず一人で山城の山中に向かったの、せめて一太刀仇を返し自分も喰われて死ぬつもりでね……。そして、何日も仇を捜して山中をさまよう美那様の前に、ある日とうとう白い獣『魄王丸』が現れた。『魄王丸』が仇と信じて疑わなかった美那様は太刀を振るったけれど、『魄王丸』は襲いかかってはこない。為す術もなく「我が身を喰らえ」と美那様が泣き叫ぶと、驚いた事に『魄王丸』は真の仇の名を教え、復讐するなら手を貸すと言ったのよ。そして申し出を受けた美那様を背に乗せると都に降りて倉田の屋敷を焼き払い、陰陽師が呼び寄せた『蜻蛉鬼』をくわえて何処かに飛び去った……」
「この島に辿り着いた美那様は、どうしてそのまま留まったんですか? 『蜻蛉鬼』は『魄王丸』が倒したんでしょう?」
 杏子の言葉は、そのまま遼が疑問に思う事だった。優樹もいつの間にか話に取り込まれた様に、真剣な顔をしている。
「『魄王丸』が、その悪い妖怪を喰ったんだろっ?」
「君が『魄王丸』なら、それもアリかな?」
「ちぇっ、なんだよそれ」
 茶化した遼に優樹がむくれた。
「そうね、いっそ食べちゃえば良かったのかも知れないけど……残念ながらとどめが刺せずに湖の奥深く封じ込めるのがやっとだった。そこで再び現世に現れないように力の強い法師に菩薩像を彫ってもらい、それを祀るために美那様は残られたの。兄上の兼光が迎えに来たそうだけど仇討ちとはいえ多くの人を殺してしまった罪を償いたいと言って動こうとはせず、諦めた兼光は怪我で戦に出られない事もあって、美那様が安らかに暮らせるようにこの地に残る事にしたのよ。それが緒永家の先祖だと言われているわ」
「へえっ! 冬也さんの先祖は侍なのかぁ……カッコイイなぁ」
 緒永冬也と付き合いが浅い遼も、その先祖が戦国の侍と聞けば毅然とした態度や義に篤い人柄が妙に納得できた。日頃、冬也を慕っている優樹は子供のようにはしゃいでいる。
「兼光は、妹が『魄王丸』といる事を許したんですか?」
 遼の脳裏に再び白い獣の姿が甦った。あれは『魄王丸』に違いないと、揺るぎない確信が固まっていく。
「『魄王丸』は……ある日突然姿を消したそうよ。その正体が物の怪だったのか、あるいは神の使いだったのかは解らないの」
「神の……使い?」
 湖で見た、禍々しい黒い塊。神々しささえ感じられた白い獣。二つの映像が頭で渦を巻き、眩暈がして遼は座り込んだ。何か恐ろしい力が襲いかかろうとしている、体現は運命付けられ逃れる事は出来ない。
「遼、大丈夫か?」
 顔を覗き込んだ優樹の瞳を見返した瞬間、遼の肌が泡だった。冷たい戦慄、鮮明な言葉が意識を支配する。
「君が……」
「えっ?」
「……何でもない、大丈夫だよ。ちょっと眩暈がしただけだ」
 優樹の手を借りて遼がゆっくり立ち上がると、気遣うように美月が様子を伺った。

:::::::::::::::::::::::::::::
◆今週も無事アップ〜(^_^)v
ようやく面倒な解説部分が終わりました。読んでくれた方、お疲れ様です(笑)
「魄王丸編」には、こんな続きがあったんですね。さて、それが優樹君や遼君に、どう関わっていくんでしょう?
ちゃんと、一部から伏線を張ってあります。
活かせるかどうかは、あたし次第ですが頑張ります!

◆この先からはキャラの動きが多いので、書くのが楽しみです。
「まぁた、こんな展開にしてるよ」と、笑わないでね。
萌えパワー全開です(^O^)

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★結婚記念日にスキャナをゲットしたわけですが。
いそいそと、線画を取り込んでフォトショで初CGと思ったら、難しかった。(泣)

本買ってみたり、ネットの公開講座で勉強してみたりしたけど
どうしてもわかんない。うがぁ〜!!
で、ようやく気付いた。もしやバージョン違い?(遅いよね・笑)
良く見たら、家のは「フォトショップ・エレメンツ」でした。
エレメンツでの使い方を改めて勉強。しかし使えない。
帰ってきた旦那に、
「フォトショ、使えないよ〜」と泣きついたら
「あー、そうかもね廉価版だから……なに? フォトショ使いたいの?」
(うんうん!)激しく頷く自分。
「ふうん……」
旦那の冷たい目にちょっと狼狽える。だって、これ以上PCの前から動かなくなったらまずいよねぇ。言いたい事は、解るけど……。
「ま、いいか。いれてあげるよフォトショの新しいヤツ。すっげー高いんだぜ、知ってるか?8万くらいするんだ」
(ひえぇ〜、そんな大金ありません!)
「えっ、いらないよ。明日、面相筆買ってくるからオフラインで色塗りする」
「たまたま持ってるから週末に入れてあげる」
(たまたま? それって……)
出所は追及しないで下さい(笑)

やったー!!
今度こそCGに挑戦だ!!
毎日が楽しい「かざと」でした。

ありがとー、旦那様!(ゲンキンなヤツだ)
★ひねりも何もない、日記タイトルです(笑

首の後ろに気になる吹き出物が出来たので、娘の合気道の時間に道場の近くの皮膚科に行きました。
この年になると、色々言われます。
「内臓疾患だ」とか
「ホルモンバランスが崩れたんだ」とか
「ストレスだ」
「更年期だ」とかね。
そんな歳じゃありませんよ、念のため。でも最近は無理すると20代でも閉経・更年期になるそうですね。お仕事してる方、気を付けてね。男性も似た症状が出るとか、無理し過ぎかなと思ったら休みましょう。身体は長く使わなくっちゃ……(話それてるし・笑)

そのクリニックのお医者さんは
「ただのニキビです、お薬だしときますね。早く治さないと、せっかくの美人が台無しだ」
と、おっしゃいました。
美人だなんて〜(*^_^*) 上手いなぁ、先生。
あっ、喜んでる場合じゃなかった。
「内臓疾患とか、ホルモンバランスとか、血液検査とかは?」
と聞いたら、
「誰かに言われたんですね? 心配ないですよ、聞き流しておきなさい」
と笑ってくれた。すっと、気持ちが軽くなった。

ちゃんと目を見て、心配にきちんと応えてくれて、ちょっと愛嬌のある熊さんみたいで、冗談も言えて、一緒にいた子供にも優しかった。
一度でファンに、なりました。(単純です、美人と言われた事もあるけどね・笑)
つくづく、お目出度い性格です。

★「ゼロ」(里見桂)
そのクリニックに、整然と並んでいたコミックスです。待っている間に読み始めましたが面白かった。
どんな物であれ、複製ならぬ本物を創り上げる人物「ゼロ」のお話です。
随所に歴史が取り込んであった事も、興味の対象になりました。
謎の遺跡、文明、美術品、骨董。ミリタリテイストにアクション。
「かざと」の大好きな分野です。
「マスターキートン」「スプリガン」、今は「イリヤッド」がお気に入り。
昨日から「ゼロ」も頭から離れません。
多分、近いうちに書架に並ぶでしょう(笑)

しかし、そのクリニックには「パイナップル・アーミー」や「マスターキートン」やその類の本が沢山あった。
趣味が合うかも?先生!

★物理も歴史も大好きなのに
高校時代は、一桁の点数を取るほうがおおかった。
良く卒業できたもんだ(爆)

興味のあるところは、今でも年号だって人物名だって出来事だってすらすら出てくる。
ところが、興味がないところは真っ白。困ったもんです。

中学から愛読していた「ニュートン」
もっと勉強したくって、物理?を取ったけど惨憺たるものでした。0点なんか初めて取った(笑)
学びたい事が、授業で得られる訳じゃないんですね。
学校は学校、知識の足がかり、未来の足がかりです。
学びたい事は自ら学びましょう、気が付くのが遅すぎですが。

★そんなわけで
偏った知識で小説を書いています。
今になって勉強に明け暮れる毎日ですが、好きこそ物の上手なれと自らを戒めるのでした。

「魄王丸」編の時は勉強したよ、ホントに(滝汗)
◆娘が育てているミニトマトが、もう20センチになる。
そろそろ、支柱を立ててやらなくちゃね。
今日はお天気が良いから、通路の日当たりの良い場所に朝から植木鉢を出した。
我が家のベランダは、お昼にならないと日が差さない。
それで去年は向日葵を枯らした。

冷夏だった。
7月に入っても、雨の寒い日が続いていた。
なるべく日に当たるように気を付けていたけれど
ベランダの向日葵は伸びなくなり、葉がだんだん黒ずんでカビが生えてきた。
それでも最後まで、太陽を求めて身をよじっていたんだ。

太陽が欲しい、そう願うのは向日葵だけじゃない。
お日様がなけりゃ、カビが生えるのは人間だって同じなんだ。
向日葵はお日様のもとまで歩く事ができずに恨めしそうに身をよじる。
でも、自分は歩いていく事が出来るかも知れない。
黒ずんで、茶色くなって、カビの生えた自分になるのは厭だ。

泣きながら枯れた茎を引きちぎった。
土を乾かし新しく種をまいて、日当たりの良い通路に置いた。
「公共の場所に私物を置くのはどうかしら?」
ご近所さんの言葉には
「日の当たる時だけ出して、片づけますから」と笑ってこたえた。
新しい芽を、守る事が出来たんだ。
小さな小さな種が掌に残った。

今年はこれをまいて、ミニトマトと一緒に育てるんだ。
あたしは無力だから
エールを込めて文字を綴る。
届け、届けと願いながら。
★朝ご飯で食べたベーグルの話ではなく、いわゆるパクリの話。
モノカキを自認する立場からすると(素人でもね)避けて通れない悩みでございます。

先日友人が「世界の中心で愛を叫ぶ」のタイトルは某SF小説のパクリじゃないかと申しまして。ちょっとした読書家の方でしたら「世界の中心で愛を叫んだ獣」(ハーラン・エリスン著)をご存じの事と思います。実はあたしもパクリ?と思った。

しかし、あたしよりさらに読書家のKさんに尋ねたところ、一笑されてしまいました。
「あんた、それはキリストの事」
ええっ!そうだったのか!!目から鱗でございます。
では、ハーラン・エリスンもどっかからパクってきたというか、引用してきたわけですな。(聖書当たりでしょうか?)
まあ、インパクトはあります。例の恋愛小説も、「群衆の中」「駅構内」「校庭」で叫んだくらいじゃタイトルとして弱いですしね。出典を知るのも面白いという事でした。

★ところで
「私立叢雲学園怪奇譚」ですが、これも良くある設定でございます。過去の映像を見る主人公、殺人事件、四獣神、伝説。
主人公の超能力を活かした推理物に重点を置いてみてはと言われましたが、それはご都合主義で陳腐な話になりそうだったから止めました。もっとスケールの大きいエンターテイメント性のある話にしたかった(そういう世代なもので・笑)地球を救う、みたいな?(ええっ?)
もうね、オリジナルな設定に頭を費やすのは時間の無駄と思ってます。既存のネタでも、料理の腕次第と言う事で。
ふらっと訪れた街角の、小さな料理屋で食べた料理が気に入った。そんな風にあたしの小説を楽しんで貰えて常連さんになって貰えたらいいな。常連さんのために頑張って仕入れと仕込みをするんだ。もちろん御新規さんも大歓迎だけどね。

★以前所属していたSFサークルで
「外洋の石油プラントが、深海で宇宙船を見つけたけど、中に遺伝子操作されたモンスターがいてみんな殺される話を書く」と言った途端に「リバイアサン」が公開になった。「ええっ?あたしが考えたのと同じ」
内容的には違いましたが、人間が思いつく設定なんて底が知れてるんですね(笑)
その時はパクったと言われた時に言い訳するのがアホらしくて書きませんでしたが、設定書はまだ机の中にあります。開き直って何時か書いてみようかな?でも集めた資料が古くなっちゃった(笑)

★「マトリクス3」で
「全ては必然から成り立つ、偶然の要因はない」の台詞を見た時に、がっくし来ました(笑)
「叢雲」を読んで下さった方ならご存じでしょうが、まったく同じ台詞があります。自己弁護も馬鹿らしいけどパクってないです、脱稿したのは映画公開よりかなり前だし(笑)
この言葉にも何か出典があるんでしょうか?確かにどこかで聞いた事は否めないのですが。

★取り入れる
良い物を取り入れ自分の物にして、より良い物を創り上げる。あらゆる進化の、法則みたいなもんです。芸術面もしかり。
くれぐれも著作権に触れないように。

★サイト同志で
パクリだ何だと喧嘩する所があるようですが、二次創作サイト同志でやるのは「メクソミミクソ」ですねぇ。非難の応酬は見ていて厭になります。

★荒らし
それが発端でリンク先が荒らしに遭う事もあるようです。迂闊に擁護発言も出来ないのですか?
彼女に非はないのに、荒らしの人は「家族に危害を加える」とまで言ったとか。
幼稚園に通う女の子がいる彼女、その恐怖は計り知れず。とうとうサイトを閉鎖しました。
不幸のメール、匿名の脅迫、卑怯者め、表に出て言え。
[第30回のあらすじ]
◇『秋月島』に渡った遼は湖を渡る風に何故か懐かしさを感じたが、優樹もまた同じ事を感じている事に戸惑う。高台の祠に対峙して、改めて美月が語る伝説を聞く事になるのだが、もう一つの伝説とはいったい何なのだろうか?

:::::::::::::::::::::::::::::
<本文>

 いつの間にか杏子が手伝って、祠の周りの草を抜いていた。
「あら、ありがとう杏子ちゃん。……そうね、どちらの『魄王丸』が本当の姿か今となっては解らないんだけど、良い妖怪だったという説もあるのよ」
「……もう一つの、伝説ですか?」
 遼がスケッチブックを開くと、美月は手を止めた。
「父さんから話が聞けた?」
「いえ……昨夜は色々あったから……」
 緒永満彦から詳しい話を聞くつもりが、招かれざる客の為に時間がとれなかった。横倒しに近い格好で車道を十メートルほど滑り落ちた日下部のステップワゴンから、相当の大きさがある骨董品を運び出すのに結局、冬也だけでなく満彦も駆り出されたのだ。遅くまで荷物運びに手こずる姿を見かねてアキラや佐野が手伝いを申し出たが、満彦にはもちろん、日下部からも丁重に断られた。
「他人を見掛けで判断するなって、おまえはよく俺の事を怒るけどさ……あの日下部ってヤツは嫌いだな」
 遠慮がちな呟きを聞き取って遼が向き直ると、優樹は決まり悪そうな顔をした。
「いいんだ、僕も彼等は嫌いだよ」
「えっ? あっ、そう、そうか?」
 らしくない返答に戸惑っている優樹を無視して遼は、スケッチブックに書かれた『蜻蛉鬼島』の文字を美月に示す。
「聞かせてくれませんか? この意味を」
「……私が知っている事で良かったら。」
 美月は掃除用具をまとめると、石段を上りしなに摘んだ花を祠に飾り柏手を打った。
「昔……一四六七年、年号では応仁の時代に京都で大乱があったそうよ」
「『応仁の乱』ですね、足利将軍家管領、畠山・斯波両家の相続問題が切っ掛けで東軍細川勝元と西軍山名宗全が諸大名を巻き込み起こした戦乱だ……」
 頷いて美月は、その時代に思いを馳せ言葉を探すかのように遠くに視線を飛ばした。
「西軍・山名宗全に味方する大名、園部実光という領主は武勇誉れ高い二人の息子と美しい五人の娘を持ち、特に末の姫君、美那様は三国一の美しさと謳われ求婚する殿方が引きも切らず訪れたとか。……だけど美那様は心に決めた殿方がいらしたの。それが園部の家老衆で一番の力を持つ柏原正義の一人息子、柏原義時よ」
 あっ、と、杏子が声を上げた。
「『魄王丸』退治に行って、死んじゃった人ですよね?」
「ええ、そうよ。『魄王丸』退治に行った義時は、半身を食いちぎられ人とは思えない様な無惨な姿で帰ってきたの。頭と左上半身しか残っていなかったのに、利き腕を噛み切られても尚かつ戦いを挑もうとしたらしく、数珠を巻き付けた左手は槍を握りしめていたんですって。弔いのために法師たちが引きはがそうとしたけれど、決して義時は槍を手放さなかった。その時、美那様が念珠を唱えて数珠を外すと、嘘のように指が開き槍が離れたと言われているわ……」
「……可愛そう」
 涙もろい杏子が鼻を啜ると、美月は微笑んでハンカチを手渡した。
「それで、そのお姫様が敵討ちに行ったんだろ? 俺は以前、緒永さんから聞いたけど遼は知ってたか?」
「僕は昨日、美月さんから聞いたよ。……だけど結局、敵は討てなかったんですよね?」
 優樹の言葉を受けて、遼は美月に返す。
「村役場の資料や、この地域の昔話ではそうなっているわ。……仇討ちに行った姫は、しかし力及ばずに『我が身も愛しき人と同じように喰らうがいい』と叫んだが、獣はその美しさに心奪われ『そなたが我の物になるならば、二度と都は襲わない』と言った。心優しい美那様は悩んだ末に、自分と同じ悲劇を繰り返すまいと獣の申し出を受けることにしたと。そして仇と暮らす事を恥じ、遠く東の地に去っていった。この『秋月島』にある岩場の洞窟が、その場所だと言われているわ」
「信じられない! あたしなら絶対そんなヤツと一緒にいたくない!」
 杏子が憤慨する姿に遼は少し驚いた。伝説としては確かに美しい話だが、生身の女性からすればあり得ない話なのだろうか? 『機会を見て寝首を掻くつもりだったのかも知れない』と言った美月の言葉を思いだし、今更ながら背筋に冷たいものが走った。
「厭な妖怪だな、弱みにつけ込んで女を……っと!」
 その先を体裁悪そうに誤魔化した優樹を、美月が笑った。
「もう一つのお話なら、杏子ちゃんにも納得して貰えるかも知れないわ。実はね、柏原義時を喰らったのは『魄王丸』ではなくて『蜻蛉鬼』と言う別の妖怪だったのよ。美那様は『魄王丸』に力を借りて『蜻蛉鬼』を倒し、仇を討ったの。そしてこの島で『蜻蛉鬼』を封印するために、『魄王丸』と暮らしていた……これがもう一つの伝説なの」
 えっ、と遼は息を飲んだ。杏子も初めて聞く話に呆気にとられた顔をしている。

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