【私立叢雲学園怪奇譚・第二部〔本章〕38】
2004年6月26日 【小説】私立叢雲学園怪奇譚[第37回のあらすじ]
◇島から戻った優樹は、自分らしくない言動に戸惑っていた。遼が何かを隠しているような不安を確かめようとした時、鳥羽山が美月に絡んでいるところを目撃する。そして優樹が取った行動は……。
:::::::::::::::::::::::::::::
<本文>
自分の拳を見つめ、優樹は呆然とした。否定しようとしたが、紛れもなくそれは陶酔感だった。
「やって、くれるじゃねえか……」
腹を押さえ、ようやく立ち上がった鳥羽山は、尻のポケットから取りだしたフォールディングナイフのスイッチを外した。カチリと言う小さな音がして、鋭い光が陽光を跳ね返す。右手に構えられたそれを見た優樹は、己の内なる感情がゆっくりと目覚めていくのが解った。
(……俺はこの状況を、楽しんでいるのか?)
混沌とした闇の中に、自分の中の何かが沈んでいく。意識はそれを見放し、醒めた思考が身体を支配していった。下腹部に熱が渦を巻き、背に震えが走る。
『相手は凶器を持っている、遠慮はいらない……殺してしまえ!』
耳元をかすめた風に、声を聞いた。
「なめやがって!」
ナイフを構えた鳥羽山が、体当たりの勢いで懐に飛び込んできた。が、刃先が届くよりも早く半身の構えから一歩踏み出した優樹は、瞬時にその手首を掴んで強く引く。そして勢い余り体勢を崩した鳥羽山に対して向きを変えると、腕を逆に捻り上げた。
「ひいっ!」
ミシリと、鳥羽山の上腕骨が悲鳴を上げる。しかし手を緩めることなく、優樹は左腕をフルスイングさせ仰け反った顔面に向けて肘打ちを見舞った。ぐしゃりと耳障りな音がして、血まみれの顔面を抑えもんどり打って倒れ込んだ鳥羽山の背を、なおも優樹は勢いよく踏みつける。
「いやあっ! お願い、もう止めて! 優樹、優樹! 聞こえないのっ?」
杏子が悲鳴をあげた。が、意味のない雑音でしかなかった。
「だから、てめぇの敵う相手じゃねえと忠告したんだがなぁ……。ナイフなんか出すから気がでかくなっちまったようだ、馬鹿者が」
からかうような男の声に優樹が向き直ると、にやついた顔の日下部の姿がそこにあった。
初めて目の当たりにした優樹の暴力……。遼はそれを止められなかった自分を責めた。優樹が走り出した時、「行くな!」と叫んだ。これは何者かの意思による罠だと感じたからだった。普通ならば、チンピラの挑発に乗るような優樹ではない。だが、冷静な判断力をねじ曲げる要因が、そこにあった。……美月だ。
杏子が悲鳴を上げるまで、呆然と見ている事しかできなかった。正確には止める間もないほどの素早い動作で、気が付いた時は既に鳥羽山は地面に突っ伏し、流れ出したおびただしい血が砂に黒く染み込んでいた。口腔内を満たす苦い唾液を飲み込み、深く息を吸う。力では敵わないと解っていたが、何としても優樹を抑えなくてはならないと覚悟した時、日下部の声がした。
両手をパンツのポケットに突っ込んだまま、日下部は鳥羽山を醒めた目で暫く見下ろしていた。が、意外なほど明るい笑顔で顔を上げる。
「すまねぇが、その足をどかしちゃくれねぇかな? やりすぎは、お前のためにならねぇぜ? しかし、まあ……このままじゃおさまらねぇってツラしてるが」
ポケットから手を出し、上着を脱いで草むらに放った日下部に、遼はさらなる危機感を感じとった。
「……ナイフを出して先に襲いかかってきたのは鳥羽山さんですが、優樹もやり過ぎました。後でお詫びに伺いますから、取り急ぎ鳥羽山さんを病院に連れて行って貰えませんか?」
にこやかに、日下部は遼に向き直る。
「心配いらねぇよ、鳥羽山は鼻の骨を折るのに慣れてんだ。鉄砲玉だからなぁ、後先考えやしねぇ……。それより、お友達の心配をした方がいいぜ? 目の色が、変わっちまってる。だから、忠告してやったのになぁ」
その、いかにも嬉しそうな顔に遼は怒りが込み上げた。
「……忠告、だと?」
「そうよ、言ったはずだぜ……この坊やの強さは諸刃の剣だってな。鳥羽山は、この優樹ってガキの中にある殺意に脅えたのさ。だからナイフを持ち出した……臆病モンにありがちな行動だ」
「優樹は、殺意なんか持っていない」
「まぁだ、そんな事言ってんのか? 見ただろう? この坊やは底の知れねぇ憎悪と殺意を腹のナカに抱えていやがるのさ。おまえ、本当は思い当たる事があるんじゃねぇのか? どうもそんな感じがするんだがなぁ……」
「あんたには、関係ない! 優樹に近づくなっ!」
遼の叫びを無視して、日下部は優樹と向かい合った。優樹は足下の鳥羽山に踵で蹴りを入れてから、煽るように日下部を見据える。
「近づくな……ってか? そうはいかねぇよ、俺も可愛い舎弟のために一発くらいは礼をしたいんでねっ!」
言うなり日下部は、目にも留まらぬ早さで左拳を繰り出した。拳は鈍い音を立てて右頬にめり込み、衝撃で優樹は後ろに弾き飛んだ。 どさりと、いう音と共に土埃が舞い上がる。瞬時に日下部は体制を整え、胸に両拳を構えたスタイルで軽く身体を揺らしている。そのリズムカルな動きに、遼は察した。
「ボクシング……」
「ビンゴ! 5年前まで現役だったんだぜ? まあ、あの坊やが本気で掛かってきたとしても俺には勝てねぇよ、サウスポーにも慣れちゃいねぇだろうしな……しかし、もう二・三発くらわねぇと諦められないようだが」
日下部が顎で示した方に遼が目を向けると、優樹がゆっくりと立ち上がるところだった。
:::::::::::::::::::::::::::::
◆続きは来週火曜日(6/26)の予定です。
★ご意見ご感想はこちらの掲示板にどうぞ!
「一部」改訂版もご覧になれます。
「MURAKUMO」
http://mypage.odn.ne.jp/home/kazatoyou
◆hotmail:youkazato@hotmail.com
でも、お気軽に。MSNメッセアドにもなっています。
◇島から戻った優樹は、自分らしくない言動に戸惑っていた。遼が何かを隠しているような不安を確かめようとした時、鳥羽山が美月に絡んでいるところを目撃する。そして優樹が取った行動は……。
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<本文>
自分の拳を見つめ、優樹は呆然とした。否定しようとしたが、紛れもなくそれは陶酔感だった。
「やって、くれるじゃねえか……」
腹を押さえ、ようやく立ち上がった鳥羽山は、尻のポケットから取りだしたフォールディングナイフのスイッチを外した。カチリと言う小さな音がして、鋭い光が陽光を跳ね返す。右手に構えられたそれを見た優樹は、己の内なる感情がゆっくりと目覚めていくのが解った。
(……俺はこの状況を、楽しんでいるのか?)
混沌とした闇の中に、自分の中の何かが沈んでいく。意識はそれを見放し、醒めた思考が身体を支配していった。下腹部に熱が渦を巻き、背に震えが走る。
『相手は凶器を持っている、遠慮はいらない……殺してしまえ!』
耳元をかすめた風に、声を聞いた。
「なめやがって!」
ナイフを構えた鳥羽山が、体当たりの勢いで懐に飛び込んできた。が、刃先が届くよりも早く半身の構えから一歩踏み出した優樹は、瞬時にその手首を掴んで強く引く。そして勢い余り体勢を崩した鳥羽山に対して向きを変えると、腕を逆に捻り上げた。
「ひいっ!」
ミシリと、鳥羽山の上腕骨が悲鳴を上げる。しかし手を緩めることなく、優樹は左腕をフルスイングさせ仰け反った顔面に向けて肘打ちを見舞った。ぐしゃりと耳障りな音がして、血まみれの顔面を抑えもんどり打って倒れ込んだ鳥羽山の背を、なおも優樹は勢いよく踏みつける。
「いやあっ! お願い、もう止めて! 優樹、優樹! 聞こえないのっ?」
杏子が悲鳴をあげた。が、意味のない雑音でしかなかった。
「だから、てめぇの敵う相手じゃねえと忠告したんだがなぁ……。ナイフなんか出すから気がでかくなっちまったようだ、馬鹿者が」
からかうような男の声に優樹が向き直ると、にやついた顔の日下部の姿がそこにあった。
初めて目の当たりにした優樹の暴力……。遼はそれを止められなかった自分を責めた。優樹が走り出した時、「行くな!」と叫んだ。これは何者かの意思による罠だと感じたからだった。普通ならば、チンピラの挑発に乗るような優樹ではない。だが、冷静な判断力をねじ曲げる要因が、そこにあった。……美月だ。
杏子が悲鳴を上げるまで、呆然と見ている事しかできなかった。正確には止める間もないほどの素早い動作で、気が付いた時は既に鳥羽山は地面に突っ伏し、流れ出したおびただしい血が砂に黒く染み込んでいた。口腔内を満たす苦い唾液を飲み込み、深く息を吸う。力では敵わないと解っていたが、何としても優樹を抑えなくてはならないと覚悟した時、日下部の声がした。
両手をパンツのポケットに突っ込んだまま、日下部は鳥羽山を醒めた目で暫く見下ろしていた。が、意外なほど明るい笑顔で顔を上げる。
「すまねぇが、その足をどかしちゃくれねぇかな? やりすぎは、お前のためにならねぇぜ? しかし、まあ……このままじゃおさまらねぇってツラしてるが」
ポケットから手を出し、上着を脱いで草むらに放った日下部に、遼はさらなる危機感を感じとった。
「……ナイフを出して先に襲いかかってきたのは鳥羽山さんですが、優樹もやり過ぎました。後でお詫びに伺いますから、取り急ぎ鳥羽山さんを病院に連れて行って貰えませんか?」
にこやかに、日下部は遼に向き直る。
「心配いらねぇよ、鳥羽山は鼻の骨を折るのに慣れてんだ。鉄砲玉だからなぁ、後先考えやしねぇ……。それより、お友達の心配をした方がいいぜ? 目の色が、変わっちまってる。だから、忠告してやったのになぁ」
その、いかにも嬉しそうな顔に遼は怒りが込み上げた。
「……忠告、だと?」
「そうよ、言ったはずだぜ……この坊やの強さは諸刃の剣だってな。鳥羽山は、この優樹ってガキの中にある殺意に脅えたのさ。だからナイフを持ち出した……臆病モンにありがちな行動だ」
「優樹は、殺意なんか持っていない」
「まぁだ、そんな事言ってんのか? 見ただろう? この坊やは底の知れねぇ憎悪と殺意を腹のナカに抱えていやがるのさ。おまえ、本当は思い当たる事があるんじゃねぇのか? どうもそんな感じがするんだがなぁ……」
「あんたには、関係ない! 優樹に近づくなっ!」
遼の叫びを無視して、日下部は優樹と向かい合った。優樹は足下の鳥羽山に踵で蹴りを入れてから、煽るように日下部を見据える。
「近づくな……ってか? そうはいかねぇよ、俺も可愛い舎弟のために一発くらいは礼をしたいんでねっ!」
言うなり日下部は、目にも留まらぬ早さで左拳を繰り出した。拳は鈍い音を立てて右頬にめり込み、衝撃で優樹は後ろに弾き飛んだ。 どさりと、いう音と共に土埃が舞い上がる。瞬時に日下部は体制を整え、胸に両拳を構えたスタイルで軽く身体を揺らしている。そのリズムカルな動きに、遼は察した。
「ボクシング……」
「ビンゴ! 5年前まで現役だったんだぜ? まあ、あの坊やが本気で掛かってきたとしても俺には勝てねぇよ、サウスポーにも慣れちゃいねぇだろうしな……しかし、もう二・三発くらわねぇと諦められないようだが」
日下部が顎で示した方に遼が目を向けると、優樹がゆっくりと立ち上がるところだった。
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【私立叢雲学園怪奇譚・第二部〔本章〕37】
2004年6月25日 【小説】私立叢雲学園怪奇譚[第36回のあらすじ]
◇遼が最初に感じた、美月に対する不信感が姿を現し始める。その正体はまだわからないが、良くない事が起こりそうな予感から遼は優樹に忠告をする。しかし優樹は信じてはくれなかった。
:::::::::::::::::::::::::::::
<本文>
島に渡る時に感じた心地よい風が、何故か今は、粘り着くような不快な湿り気をもって肌に絡みついてくる。それが自分の気持ちから来るものなのか、それともただ、大気の流れによるものなのか判断する気も起きない。
なぜ、あんな言い方をしたのだろうか? らしくないのは自分の方だ。ボートの舳先で、澄み渡る湖面を泡立てながら後ろに流れてゆく波を見つめ、篠宮優樹は小さく溜息を吐いた。
遼の美月を疑う発言に、今まで一度も感じた事の無いような胸を圧迫する不快感が湧き上がった。友人のために怒る事はあっても、自らに関する不条理には常に怒りを抑え込み、感情として表に出さないように勤めてきた。ましてや遼の言葉に対して不信感を露わにするなど考えられない……。ちらりと、後部シートに杏子と並んで座る遼を盗み見た途端、いつになく険しい表情で見つめ返され優樹は慌てて顔を背けた。
(遼は、俺に何かを隠している……)
この旅行に来る前から、優樹はそんな気がしてならなかった。恐らくそれは優樹自身に関わる事に違いなく、だからこそ、この機会に話してくれると期待していたのだ。
(なんで、何も言わないんだ? 隠さなきゃならない事なのかよ……)
そんな苛立ちから出た言葉かも知れず、子供のように拗ねている自分が厭でたまらなかった。頭の回転が速く、常に冷静で分析力に長けている遼の、ある意味自己完結した雰囲気が羨ましいと思う。直感で行動し、強引に結末を導き出す自分とは違う人種なのだ。
(俺に話しても、無駄だと思ってるのかな……?)
そうじゃない、と、優樹は自分に言い聞かせた。遼は、絶対そんなヤツじゃない。何かしら理由があると思いながらも、胸の内全てを明かしてくれない事が寂しかった。
岸辺に近付くにつれボートが速度を落とすと、まだかなりの間が開いているのをものともせず、桟橋に飛び移った優樹は舫綱を受け取った。
「私は仕事があるから、これで失礼するわね。……遼君は本当に大丈夫? 部屋で休んだ方が良いと思うけど」
「いえ、お昼までは時間がありますから暫くここでスケッチしています」
笑顔の美月に、感情を抑えて返答する遼を見ればなお、胸に苛立ちが湧き上がってくる。
「そう……空も晴れてきたし、きっと良い絵が描けるわ。優樹君は?」
「俺は……午後から冬也さんと林道に行くから、バイクの給油とメンテ、やっとくつもりです」
「それじゃあ、またお昼にね」
手を振る仕草で微笑むと、美月は背を向けた。優樹は、そのまま立ち去る事が躊躇われて遼に向き直る。何か言いたかった。が、何を言えばいいのか解らない。
「あのさ、遼……島で言った事なんだけど……」
自分に隠している事があるのではないかと、問い質したかった。二人の間の空気を読んで、杏子が居心地悪そうに身動ぐ。
「あたし、ケーキが出来たか見てこよっと! じゃあ遼君、テニスの約束忘れないで……」
言いかけた言葉が止まった。
「ねえ、ちょっと……何だか美月さんが困ってるみたいだよ」
杏子が指さした方に優樹が目を向けると、鳥羽山が嫌がる美月の腕を掴んで絡んでいるのが見えた。
「助けて! 優樹君!」
美月の声を聞いた刹那、優樹は駆けだしていた。背後で遼が何かを叫んだ気がしたが、言葉として意識に届かない。
「その手を放せ!」
怒気を抑えた低い声に鳥羽山は一瞬たじろいだそぶりを見せたが、すぐに優樹を睨め付けると鼻を鳴らして笑った。
「なんでぇ、昨日のガキじゃねぇか……。てめぇの出る幕じゃねぇんだよっ! 俺はなぁ、このお嬢さんに島に渡りたいって頼んでるだけなんだ、引っこんでなっ!」
「美月さんは嫌がっている」
ずいと、優樹が足を踏み出すと、鳥羽山は美月を掴んだ腕を放した。
「ははぁ、ヒーロー気取りか? こちとら客だぜ、宿主は客の希望に応えるモンだろっ? サービス業なんだしなぁ……。それでなくても、この湖は最近良くない噂があるって言うじゃねぇか。これ以上客足が遠のかないようにサービスしといた方が得だと思うぜ」
「貴様には必要ない」
「生意気なガキだなぁ……昨夜のようにいくと、思うんじゃねえぞっ!」
「だめだっ! 優樹!」
手を出すつもりはなかった。昨夜のように体裁きでかわし続け、相手の戦意を失わせるつもりでいた。だが身体が無意識に動き、ずしりと、自分の拳が鳥羽山のみぞおちに食い込む感触があった。
「げ、がふっ!」
ヒキガエルのような押しつぶされた叫びを漏らし、目を剥いた鳥羽山は前のめりになって優樹に覆い被さった。慌てて後ずさると、その身体は音を立てて地面に突っ伏す。
「俺は……」
なぜ? そんなつもりはなかった。遼が止める声を、いらぬ世話だと聞き捨て、鳥羽山が下から繰り出した拳を斜めに肩でかわした瞬間、意識が飛んだ。そして、猛々しい感情の渦が波となって押し寄せてきたのだ。肉に食い込んだ拳の先から一瞬、訪れた感覚は……。
(まさか……そんなはず、無い……)
自分の拳を見つめ、優樹は呆然とした。否定しようとしたが、紛れもなくそれは陶酔感だった。
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◆続きは明日アップします(^_^)v
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◇遼が最初に感じた、美月に対する不信感が姿を現し始める。その正体はまだわからないが、良くない事が起こりそうな予感から遼は優樹に忠告をする。しかし優樹は信じてはくれなかった。
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<本文>
島に渡る時に感じた心地よい風が、何故か今は、粘り着くような不快な湿り気をもって肌に絡みついてくる。それが自分の気持ちから来るものなのか、それともただ、大気の流れによるものなのか判断する気も起きない。
なぜ、あんな言い方をしたのだろうか? らしくないのは自分の方だ。ボートの舳先で、澄み渡る湖面を泡立てながら後ろに流れてゆく波を見つめ、篠宮優樹は小さく溜息を吐いた。
遼の美月を疑う発言に、今まで一度も感じた事の無いような胸を圧迫する不快感が湧き上がった。友人のために怒る事はあっても、自らに関する不条理には常に怒りを抑え込み、感情として表に出さないように勤めてきた。ましてや遼の言葉に対して不信感を露わにするなど考えられない……。ちらりと、後部シートに杏子と並んで座る遼を盗み見た途端、いつになく険しい表情で見つめ返され優樹は慌てて顔を背けた。
(遼は、俺に何かを隠している……)
この旅行に来る前から、優樹はそんな気がしてならなかった。恐らくそれは優樹自身に関わる事に違いなく、だからこそ、この機会に話してくれると期待していたのだ。
(なんで、何も言わないんだ? 隠さなきゃならない事なのかよ……)
そんな苛立ちから出た言葉かも知れず、子供のように拗ねている自分が厭でたまらなかった。頭の回転が速く、常に冷静で分析力に長けている遼の、ある意味自己完結した雰囲気が羨ましいと思う。直感で行動し、強引に結末を導き出す自分とは違う人種なのだ。
(俺に話しても、無駄だと思ってるのかな……?)
そうじゃない、と、優樹は自分に言い聞かせた。遼は、絶対そんなヤツじゃない。何かしら理由があると思いながらも、胸の内全てを明かしてくれない事が寂しかった。
岸辺に近付くにつれボートが速度を落とすと、まだかなりの間が開いているのをものともせず、桟橋に飛び移った優樹は舫綱を受け取った。
「私は仕事があるから、これで失礼するわね。……遼君は本当に大丈夫? 部屋で休んだ方が良いと思うけど」
「いえ、お昼までは時間がありますから暫くここでスケッチしています」
笑顔の美月に、感情を抑えて返答する遼を見ればなお、胸に苛立ちが湧き上がってくる。
「そう……空も晴れてきたし、きっと良い絵が描けるわ。優樹君は?」
「俺は……午後から冬也さんと林道に行くから、バイクの給油とメンテ、やっとくつもりです」
「それじゃあ、またお昼にね」
手を振る仕草で微笑むと、美月は背を向けた。優樹は、そのまま立ち去る事が躊躇われて遼に向き直る。何か言いたかった。が、何を言えばいいのか解らない。
「あのさ、遼……島で言った事なんだけど……」
自分に隠している事があるのではないかと、問い質したかった。二人の間の空気を読んで、杏子が居心地悪そうに身動ぐ。
「あたし、ケーキが出来たか見てこよっと! じゃあ遼君、テニスの約束忘れないで……」
言いかけた言葉が止まった。
「ねえ、ちょっと……何だか美月さんが困ってるみたいだよ」
杏子が指さした方に優樹が目を向けると、鳥羽山が嫌がる美月の腕を掴んで絡んでいるのが見えた。
「助けて! 優樹君!」
美月の声を聞いた刹那、優樹は駆けだしていた。背後で遼が何かを叫んだ気がしたが、言葉として意識に届かない。
「その手を放せ!」
怒気を抑えた低い声に鳥羽山は一瞬たじろいだそぶりを見せたが、すぐに優樹を睨め付けると鼻を鳴らして笑った。
「なんでぇ、昨日のガキじゃねぇか……。てめぇの出る幕じゃねぇんだよっ! 俺はなぁ、このお嬢さんに島に渡りたいって頼んでるだけなんだ、引っこんでなっ!」
「美月さんは嫌がっている」
ずいと、優樹が足を踏み出すと、鳥羽山は美月を掴んだ腕を放した。
「ははぁ、ヒーロー気取りか? こちとら客だぜ、宿主は客の希望に応えるモンだろっ? サービス業なんだしなぁ……。それでなくても、この湖は最近良くない噂があるって言うじゃねぇか。これ以上客足が遠のかないようにサービスしといた方が得だと思うぜ」
「貴様には必要ない」
「生意気なガキだなぁ……昨夜のようにいくと、思うんじゃねえぞっ!」
「だめだっ! 優樹!」
手を出すつもりはなかった。昨夜のように体裁きでかわし続け、相手の戦意を失わせるつもりでいた。だが身体が無意識に動き、ずしりと、自分の拳が鳥羽山のみぞおちに食い込む感触があった。
「げ、がふっ!」
ヒキガエルのような押しつぶされた叫びを漏らし、目を剥いた鳥羽山は前のめりになって優樹に覆い被さった。慌てて後ずさると、その身体は音を立てて地面に突っ伏す。
「俺は……」
なぜ? そんなつもりはなかった。遼が止める声を、いらぬ世話だと聞き捨て、鳥羽山が下から繰り出した拳を斜めに肩でかわした瞬間、意識が飛んだ。そして、猛々しい感情の渦が波となって押し寄せてきたのだ。肉に食い込んだ拳の先から一瞬、訪れた感覚は……。
(まさか……そんなはず、無い……)
自分の拳を見つめ、優樹は呆然とした。否定しようとしたが、紛れもなくそれは陶酔感だった。
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小学校二年生の娘が、「火の雨がふる」を読んだと言った。面白そうだと手に取り、期待した内容と違うと思いながらも最後まで読んだそうだ。
そして、とても悲しかったと言った。
あたしは、焼夷弾がどういうものか、その威力ともたらす結果を娘に話して聞かせた。
娘は真剣に聞き「戦争は悲しいね」と言った。
言葉を飾り、大人の醜い部分を隠す事はあたしには出来ない。
幼くても、真実を受け止める力を育ててきたつもりだ。
目を逸らすな、強くなれ。
そう思いながら、寝顔を見つめる。
そして、とても悲しかったと言った。
あたしは、焼夷弾がどういうものか、その威力ともたらす結果を娘に話して聞かせた。
娘は真剣に聞き「戦争は悲しいね」と言った。
言葉を飾り、大人の醜い部分を隠す事はあたしには出来ない。
幼くても、真実を受け止める力を育ててきたつもりだ。
目を逸らすな、強くなれ。
そう思いながら、寝顔を見つめる。
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靴下洗いは疲れるのだ
2004年6月22日 ◆普段の出来事◆きぃ〜っ!
何で毎日、靴下真っ黒にしてくるのよ!
まったくもう、ぶつぶつぶつぶつ……。(ゴシゴシ、ミリッ!)
あ、穴が開いた……。
しまった〜(T_T)
◆台風がいっちゃって、今日は良いお天気です。
暑すぎて、外に買い物出るの厭だな〜。
でも、チビ達のためにアイス買いに行こうっと。
自分が食べたいんだけどね(笑
おっと、ビールも忘れないようにしなくちゃ……。
元気、元気!
それが取り柄だよ。
何で毎日、靴下真っ黒にしてくるのよ!
まったくもう、ぶつぶつぶつぶつ……。(ゴシゴシ、ミリッ!)
あ、穴が開いた……。
しまった〜(T_T)
◆台風がいっちゃって、今日は良いお天気です。
暑すぎて、外に買い物出るの厭だな〜。
でも、チビ達のためにアイス買いに行こうっと。
自分が食べたいんだけどね(笑
おっと、ビールも忘れないようにしなくちゃ……。
元気、元気!
それが取り柄だよ。
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◆無駄に元気な息子は、今日幼稚園が休み。
土曜日の「父親参観日振り替え」です。
やはり朝に、ご近所さんと顔を合わせなくて済むから気楽です(笑
しかし昨夜蒸し暑くて3時くらいに目が覚めたけど、雨になりましたね。暑いのが嫌いな旦那はすぐにエアコンつけますが、あたしは肌寒くなるから厭なんだ〜。
◆チョコレートケーキ
昨日、晩ご飯の後でみんなで食べました。
「おいしい」と喜んで食べてくれる子供の笑顔に幸せを感じます。何があろうと、我が家は幸せ家族なんだ。
絶対に変わらない、変わらせない、あたしの宝物。
◆父の日
あたしの父親じゃないけどね(笑
旦那にはビジネスウォーキング・シューズを買いました。たまたまSEIBUで二割引だったから、ちょっと奮発。
本当は娘と行くはずだったけど、娘はちょっと熱っぽいからお留守番。かなりゴネましたが、仕方ないよね。
ママの言う事聞かないで、金曜日プールにはいったんだし。
あたしにとって旦那は、理解ある異性の友人に近い。
父親としての役割は望むけど、夫としての役割を押しつけるつもりはなく依存するつもりもない。
夫に多くを望み、自らは努力しない妻に限って不満を溜めやすいのだと思った。
夫は夫である前に、一人の男で、人間だ。
人間性を認め、尊重しなくてはいけない。
理想と目的を持ち、たとえ危険なところで取り返しのつかない結果になろうとも、夫としての役割だけに縛り付けてはいけないとおもう。
夫の選んだ結果を、正面から受け止められる妻になりたい。
最近のニュースを見て、そう思った。
◆ああもう!
チビがうるさくて、思うように文がまとまらない。
……あきらめるか、今日は(笑
ところで、あたしが父に送ったプレゼントは
「ビーグル犬のプリント柄が可愛らしいクリーム色の紳士用パジャマ」です。
妹との折半で(笑
土曜日の「父親参観日振り替え」です。
やはり朝に、ご近所さんと顔を合わせなくて済むから気楽です(笑
しかし昨夜蒸し暑くて3時くらいに目が覚めたけど、雨になりましたね。暑いのが嫌いな旦那はすぐにエアコンつけますが、あたしは肌寒くなるから厭なんだ〜。
◆チョコレートケーキ
昨日、晩ご飯の後でみんなで食べました。
「おいしい」と喜んで食べてくれる子供の笑顔に幸せを感じます。何があろうと、我が家は幸せ家族なんだ。
絶対に変わらない、変わらせない、あたしの宝物。
◆父の日
あたしの父親じゃないけどね(笑
旦那にはビジネスウォーキング・シューズを買いました。たまたまSEIBUで二割引だったから、ちょっと奮発。
本当は娘と行くはずだったけど、娘はちょっと熱っぽいからお留守番。かなりゴネましたが、仕方ないよね。
ママの言う事聞かないで、金曜日プールにはいったんだし。
あたしにとって旦那は、理解ある異性の友人に近い。
父親としての役割は望むけど、夫としての役割を押しつけるつもりはなく依存するつもりもない。
夫に多くを望み、自らは努力しない妻に限って不満を溜めやすいのだと思った。
夫は夫である前に、一人の男で、人間だ。
人間性を認め、尊重しなくてはいけない。
理想と目的を持ち、たとえ危険なところで取り返しのつかない結果になろうとも、夫としての役割だけに縛り付けてはいけないとおもう。
夫の選んだ結果を、正面から受け止められる妻になりたい。
最近のニュースを見て、そう思った。
◆ああもう!
チビがうるさくて、思うように文がまとまらない。
……あきらめるか、今日は(笑
ところで、あたしが父に送ったプレゼントは
「ビーグル犬のプリント柄が可愛らしいクリーム色の紳士用パジャマ」です。
妹との折半で(笑
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あたしの「とっておき」
2004年6月20日◆昨日ワインを買ったよ、赤と白の2本。
以前、子供には「とっておき」がいるモノだと書いたけど、自分にだって必要なんだ。
263円のパイン缶に比べると、少々お高いが(まあ、1本1300円くらい許してね・笑)
カモローストとオレンジのサラダで乾杯、父の日前夜祭の口実で。
◆「おまえは既に、気持ちで負けていた」
旦那があたしに向かっていった言葉。
今まで、「周りがわかってくれる日が必ずくる。相手にするな」としか言わなかった。
頷きながらも「でも、だって、どうして? あたしが悪いのかな? みんながそう思っているのかも?」
そんな考えばかりがぐるぐる頭に渦巻いて、萎縮していたんだ。
「自分を信じろ」と言う言葉、小説でもマンガでも大安売りで氾濫している。
「信じるって何よ? 自分の何を信じろっていうのか?」
マンガならその言葉が勝利に導いてくれるけど、「だってマンガじゃないか」とも思う。
自分の小説でも、主人公が念仏のように唱えてる。
あたしは何を言いたいのか、何を解っているのか?
「自分の中の真実を疑い、気持ちで負ける」
こういう事だったんですね。人目を気にして震えたり、食べられなくなったり、恐ろしい事を妄想したり、名誉毀損で訴えてやると思ったり。
踏みとどまったよ、よかったよかった。
「自分を信じろ、結果はおのずとついてくる」
気持ちで負けて、自分を卑下してはいけない
◆「下らない悩みだった」と笑えるようになったよ
あたしの場合、簡単に言えば
「あの人は精神的におかしい人だから、付き合いに気を付けた方が良い」と言いふらされた事が原因。ほかにもまあ、色々ありますが、細かい事言ってたら3日分くらいの文字数使うだろうし、つまんない事だからやぁ〜めた。
お仕事してる人は、もっと深刻で逃げられない思いを沢山してるに違いない。逃れられない不条理と、日々戦ってるに違いない。
でも、その場合は戦う方法がある。
だけど目に見えない悪意は、不気味な妖怪みたいで戦う方法が解らない。多分悪意を振りまく人間も、自分の行動の意味を理解しているとは思えないからだ。
「下らない悩み」と思えるようになるまでのプロセスは、無駄ではなかったと今は思う。
これはちょっとした経験値、ステップアップして、また一つ解った事があったから。
◆今日は父の日
旦那の好きなチョコレートケーキを焼いて、午後から娘とプレゼントを買いに行こうっと。
以前、子供には「とっておき」がいるモノだと書いたけど、自分にだって必要なんだ。
263円のパイン缶に比べると、少々お高いが(まあ、1本1300円くらい許してね・笑)
カモローストとオレンジのサラダで乾杯、父の日前夜祭の口実で。
◆「おまえは既に、気持ちで負けていた」
旦那があたしに向かっていった言葉。
今まで、「周りがわかってくれる日が必ずくる。相手にするな」としか言わなかった。
頷きながらも「でも、だって、どうして? あたしが悪いのかな? みんながそう思っているのかも?」
そんな考えばかりがぐるぐる頭に渦巻いて、萎縮していたんだ。
「自分を信じろ」と言う言葉、小説でもマンガでも大安売りで氾濫している。
「信じるって何よ? 自分の何を信じろっていうのか?」
マンガならその言葉が勝利に導いてくれるけど、「だってマンガじゃないか」とも思う。
自分の小説でも、主人公が念仏のように唱えてる。
あたしは何を言いたいのか、何を解っているのか?
「自分の中の真実を疑い、気持ちで負ける」
こういう事だったんですね。人目を気にして震えたり、食べられなくなったり、恐ろしい事を妄想したり、名誉毀損で訴えてやると思ったり。
踏みとどまったよ、よかったよかった。
「自分を信じろ、結果はおのずとついてくる」
気持ちで負けて、自分を卑下してはいけない
◆「下らない悩みだった」と笑えるようになったよ
あたしの場合、簡単に言えば
「あの人は精神的におかしい人だから、付き合いに気を付けた方が良い」と言いふらされた事が原因。ほかにもまあ、色々ありますが、細かい事言ってたら3日分くらいの文字数使うだろうし、つまんない事だからやぁ〜めた。
お仕事してる人は、もっと深刻で逃げられない思いを沢山してるに違いない。逃れられない不条理と、日々戦ってるに違いない。
でも、その場合は戦う方法がある。
だけど目に見えない悪意は、不気味な妖怪みたいで戦う方法が解らない。多分悪意を振りまく人間も、自分の行動の意味を理解しているとは思えないからだ。
「下らない悩み」と思えるようになるまでのプロセスは、無駄ではなかったと今は思う。
これはちょっとした経験値、ステップアップして、また一つ解った事があったから。
◆今日は父の日
旦那の好きなチョコレートケーキを焼いて、午後から娘とプレゼントを買いに行こうっと。
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◆自分は正しいと信じてきた。人として間違った生き方はしていないと。
だがそれは脆く崩れやすい自信だった。
間違いを犯す人間だって、それが正しいと思ったから行動に出たはずなんだ。
あたしの正義が、どれだけ本当の正義かなんて誰にも、あたし自身にも解らないじゃないか。
崩壊しそうになった自我。言葉一つが与えうる可能性を考慮し、何も言えなくなっていった。
小学校にはいると、子供が遊びに来ても普通親はついてはこない。しかし今日は上の子のお友達が遊びに来た時、何故かお母さんが一緒に来た。喜んで招き入れ、当たり障りのない世間話を始めたところに、また、違うお友達とお母さんが遊びに来てくれた。二人とも以前から、遊びに来てと誘っていたし、タイミングが良いなと思いながらお茶を出す。
学校の事などを話していたら、子供会費を集めに来たというお母さんが訪ねてきた。
「ついでに、お茶を飲んでいきなよ。今日は暑いから、冷たいモノを用意するから」
そう言って招き入れ、お母さんがあたしを除いて4人。子供が我が子も含めて8人。
最近凹んでいたし、このメンバーなら、あたしが責められる理由がないので楽しく会話。
ところが実は申し合わせて、偶然を装い、彼女たちは今日来てくれたのだ。
「あなたは悪くない」
そう伝えてくれるためだけに。
以前から、例の人は色々あった人だった。みんな知っていて、あたしを心配してくれていた。大変だったね、と、涙ぐんでくれたお母さんもいた。
引っ越してきてまだ1年。誰が信用できるか解らなかった。だから誰にも言えずに、ただ黙って我慢していた。
ヘタに誰かに愚痴を漏らせば、全ての人から拒絶され、居場所が無くなると思っていた。なにより、子供の居場所が無くなるのが怖かった。
ちゃんと解ってくれていたんだ、よかった。
孤独じゃないんだ。
ネットやメッセでエールをくれた人、涙ぐんでくれたお母さん、戦うなら味方すると言ってくれたお母さん、いつでも吐き出しに来なさいと言ってくれたお母さん、相手を追い出すなら一緒にやろうと言ってくれたお母さん(それは辞退しましたよ、もちろん)
みんな忙しいのに、たくさんはげましてくれた。
嬉しくて、嬉しくて、みんなを送り出してからビールを開けた。
すごく苦かった。
嬉しくても苦いんだね、泣きながら飲むビールって……。
だがそれは脆く崩れやすい自信だった。
間違いを犯す人間だって、それが正しいと思ったから行動に出たはずなんだ。
あたしの正義が、どれだけ本当の正義かなんて誰にも、あたし自身にも解らないじゃないか。
崩壊しそうになった自我。言葉一つが与えうる可能性を考慮し、何も言えなくなっていった。
小学校にはいると、子供が遊びに来ても普通親はついてはこない。しかし今日は上の子のお友達が遊びに来た時、何故かお母さんが一緒に来た。喜んで招き入れ、当たり障りのない世間話を始めたところに、また、違うお友達とお母さんが遊びに来てくれた。二人とも以前から、遊びに来てと誘っていたし、タイミングが良いなと思いながらお茶を出す。
学校の事などを話していたら、子供会費を集めに来たというお母さんが訪ねてきた。
「ついでに、お茶を飲んでいきなよ。今日は暑いから、冷たいモノを用意するから」
そう言って招き入れ、お母さんがあたしを除いて4人。子供が我が子も含めて8人。
最近凹んでいたし、このメンバーなら、あたしが責められる理由がないので楽しく会話。
ところが実は申し合わせて、偶然を装い、彼女たちは今日来てくれたのだ。
「あなたは悪くない」
そう伝えてくれるためだけに。
以前から、例の人は色々あった人だった。みんな知っていて、あたしを心配してくれていた。大変だったね、と、涙ぐんでくれたお母さんもいた。
引っ越してきてまだ1年。誰が信用できるか解らなかった。だから誰にも言えずに、ただ黙って我慢していた。
ヘタに誰かに愚痴を漏らせば、全ての人から拒絶され、居場所が無くなると思っていた。なにより、子供の居場所が無くなるのが怖かった。
ちゃんと解ってくれていたんだ、よかった。
孤独じゃないんだ。
ネットやメッセでエールをくれた人、涙ぐんでくれたお母さん、戦うなら味方すると言ってくれたお母さん、いつでも吐き出しに来なさいと言ってくれたお母さん、相手を追い出すなら一緒にやろうと言ってくれたお母さん(それは辞退しましたよ、もちろん)
みんな忙しいのに、たくさんはげましてくれた。
嬉しくて、嬉しくて、みんなを送り出してからビールを開けた。
すごく苦かった。
嬉しくても苦いんだね、泣きながら飲むビールって……。
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【私立叢雲学園怪奇譚・第二部〔本章〕36】
2004年6月18日 【小説】私立叢雲学園怪奇譚[第35回のあらすじ]
◇洞窟の中にある小さな祠には、8年前この島で死体が見つかった郷田の恋人を弔う花が供えてあった。猟奇的な死に方をしたその恋人に、島の伝説は関係あるのだろうか?
:::::::::::::::::::::::::::::
<本文>
マゴタロウムシの話に興味はひかれたが、これ以上杏子を泣かせる話は避けて遼は美月に別の話題を振った。
「郷田君は、ここにいるのが辛いからってフランスへ料理の勉強に行ってしまったわ。出発の日、私は郷田君に何年かかってもいいから帰ってきて欲しいと言った……。彼は解らないと答えたけれど、また帰ってきてくれたわ。そして再び『美月荘』で働いてくれる事になった。嬉しかった……」
そう言って寂しげに微笑んだ美月は、もしや郷田を愛しているのかも知れないと遼は思い至った。それならば、あの影の正体も納得できる。叶わぬ思慕の念が、妖しい影となって美月を取り巻いているだけなのだろう。今までも何度か邪念や情念を持つ人間の、黒い霞のような影を見た事があった。しかし、大抵それらは害のないもので心配には及ばない。遼は内心ホッとしていた。危うく疑うところだったのだ、美月の影に邪気が潜んでいるのではないかと……。
「その話、今の彼女は知ってるんですか?」
「優樹、これ以上立ち入った話は……」
相変わらずの遠慮無い質問をする優樹に遼は慌てたが、意外にも美月は待っていたかのように笑みを浮かべた。
「及川さんの事ね? 彼女は大学のテニスサークルで『美月荘』に来てから、すっかりこの湖が気に入って夏休み事にアルバイトに来てくれるようになったの。だから当然、噂話は耳に入ったわ……。郷田君が帰ってきてからは同情心で色々世話を焼いていたらしいけど、いつしか彼は及川さんを心の支えにするようになった。なぜ……私ではダメだったのかしら? 私なら、彼のために何でも出来るのに……私が一番彼の事を解っているのに……。彼に必要なのは……あの女じゃない」
ざわりと、湖の波立つ気配がした。美月は質問をした優樹ではなく、真っ直ぐ遼を見つめている。その瞳を見返し身を固くした遼の足下に、ざわざわとしたおぞましさが集まってくるのが解った。息を飲み、下を見たが何も見えない。しかしそれは、ふくらはぎから膝へ、腿から腰へ、背中から項へと、細い糸のように絡まり合いながら肌を這い登ってくるのだ。ちりちりと皮膚が焼けるような感覚。目に見えない数多の蟲が、まさに表皮を食い破り身体の奥深くへ入り込もうとしている。
(う……ああっ、厭……だ、優樹!)
声を発する事も、指一本動かす事も出来ない。喉がざらつき、意識が薄らいだ。
「遼!」
鋭い声が発せられた瞬間、邪気は霧散し、掻き消えた。
「優……樹」
「遼、大丈夫か? 急に人形みたいに固まって、見る間に顔が真っ青になっちまったから……何か、見えたのか?」
気付けば、優樹の腕が遼の身体を抱きとめていた。今、感じていたおぞましさは微塵もなく、暖かな安堵感が全身を浄化していく。
「違う……んだ……、優樹」
やはり、あれは邪気だ。それも得体の知れない強い力を持っている……。
「ごめんなさい、やはりここに来るべきじゃなかったわ。遼君、体調が悪そうだったのに……」
「いえ、僕が来たいと言ったんです。お気遣い、いりません」
疑念の意思を込めた睨む様な視線を、美月はするりとかわして優樹に向き直った。
「……もうお昼になるわね、そろそろ帰りましょうか? 下りる時は簡単だけど、この崖を登るのは少し大変なの……優樹君、手を貸してくれないかしら?」
「あっ、はい!」
踵を返し下りてきた岩場に向かう美月に先立つため、優樹が走り出そうとした。が、その腕を遼が掴む。
「あの人に……近付いたらダメだ、優樹。美月さんには、危ない何かが取り憑いている」
優樹は怪訝そうな顔で振り返り、掴まれた腕を振りほどいた。
「さっきの言い方もそうだけど、なんか、らしくねぇよ……遼。おまえ、やっぱり疲れてるんだよ昨日の事で。美月さんを、そんな風に言うのは厭だな」
「……優樹」
全身に冷水を浴びたような衝撃だった。
(信じてくれないのか? 僕の言う事を?)
目に見える証拠は何もなく、説明する事は難しい。だが、優樹は遼の言葉を迷うことなく信じてくれると思っていた。先に崖を登り、美月の腕を取って引き上げる優樹を霞のような邪気が取り巻いている。今はまだ、優樹の気に弾かれ遠巻きに漂っているが、つけいる隙を狙っているのが解るのだ。
崖を登り切り、美月が遼を見て微笑んだ。湧き上がる怒りに似た気持ちで唇を噛む。
「あたし達も行こっ! 遼くん……遼くん?」
杏子の声が、遠くから聞こえるような気がした。
:::::::::::::::::::::::::::::
◆有言不実行が多い「かざと」ですが、ちゃんと2回アップしました(笑
いやぁ、プライベートで凹みまして、ナイロンザイルと思っていたあたしの神経が、意外と細い事が判明。飯が喉を通らないなんて事、滅多にないのですが。
◆そんな経験を活かして(?)
何だか美月さんが、妖しい女に。優樹君は大丈夫なんでしょうか? 杏子ちゃんも気になりますが、優樹君も守らなくちゃいけない遼君です(笑
姿無き『魄王丸』、どんなかたちで登場するかしら?
◆来週も2回あげられるようにがんばります。
★ご意見ご感想はこちらの掲示板にどうぞ!
「一部」改訂版もご覧になれます。
「MURAKUMO」
http://mypage.odn.ne.jp/home/kazatoyou
◆hotmail:youkazato@hotmail.com
でも、お気軽に。MSNメッセアドにもなっています。
◇洞窟の中にある小さな祠には、8年前この島で死体が見つかった郷田の恋人を弔う花が供えてあった。猟奇的な死に方をしたその恋人に、島の伝説は関係あるのだろうか?
:::::::::::::::::::::::::::::
<本文>
マゴタロウムシの話に興味はひかれたが、これ以上杏子を泣かせる話は避けて遼は美月に別の話題を振った。
「郷田君は、ここにいるのが辛いからってフランスへ料理の勉強に行ってしまったわ。出発の日、私は郷田君に何年かかってもいいから帰ってきて欲しいと言った……。彼は解らないと答えたけれど、また帰ってきてくれたわ。そして再び『美月荘』で働いてくれる事になった。嬉しかった……」
そう言って寂しげに微笑んだ美月は、もしや郷田を愛しているのかも知れないと遼は思い至った。それならば、あの影の正体も納得できる。叶わぬ思慕の念が、妖しい影となって美月を取り巻いているだけなのだろう。今までも何度か邪念や情念を持つ人間の、黒い霞のような影を見た事があった。しかし、大抵それらは害のないもので心配には及ばない。遼は内心ホッとしていた。危うく疑うところだったのだ、美月の影に邪気が潜んでいるのではないかと……。
「その話、今の彼女は知ってるんですか?」
「優樹、これ以上立ち入った話は……」
相変わらずの遠慮無い質問をする優樹に遼は慌てたが、意外にも美月は待っていたかのように笑みを浮かべた。
「及川さんの事ね? 彼女は大学のテニスサークルで『美月荘』に来てから、すっかりこの湖が気に入って夏休み事にアルバイトに来てくれるようになったの。だから当然、噂話は耳に入ったわ……。郷田君が帰ってきてからは同情心で色々世話を焼いていたらしいけど、いつしか彼は及川さんを心の支えにするようになった。なぜ……私ではダメだったのかしら? 私なら、彼のために何でも出来るのに……私が一番彼の事を解っているのに……。彼に必要なのは……あの女じゃない」
ざわりと、湖の波立つ気配がした。美月は質問をした優樹ではなく、真っ直ぐ遼を見つめている。その瞳を見返し身を固くした遼の足下に、ざわざわとしたおぞましさが集まってくるのが解った。息を飲み、下を見たが何も見えない。しかしそれは、ふくらはぎから膝へ、腿から腰へ、背中から項へと、細い糸のように絡まり合いながら肌を這い登ってくるのだ。ちりちりと皮膚が焼けるような感覚。目に見えない数多の蟲が、まさに表皮を食い破り身体の奥深くへ入り込もうとしている。
(う……ああっ、厭……だ、優樹!)
声を発する事も、指一本動かす事も出来ない。喉がざらつき、意識が薄らいだ。
「遼!」
鋭い声が発せられた瞬間、邪気は霧散し、掻き消えた。
「優……樹」
「遼、大丈夫か? 急に人形みたいに固まって、見る間に顔が真っ青になっちまったから……何か、見えたのか?」
気付けば、優樹の腕が遼の身体を抱きとめていた。今、感じていたおぞましさは微塵もなく、暖かな安堵感が全身を浄化していく。
「違う……んだ……、優樹」
やはり、あれは邪気だ。それも得体の知れない強い力を持っている……。
「ごめんなさい、やはりここに来るべきじゃなかったわ。遼君、体調が悪そうだったのに……」
「いえ、僕が来たいと言ったんです。お気遣い、いりません」
疑念の意思を込めた睨む様な視線を、美月はするりとかわして優樹に向き直った。
「……もうお昼になるわね、そろそろ帰りましょうか? 下りる時は簡単だけど、この崖を登るのは少し大変なの……優樹君、手を貸してくれないかしら?」
「あっ、はい!」
踵を返し下りてきた岩場に向かう美月に先立つため、優樹が走り出そうとした。が、その腕を遼が掴む。
「あの人に……近付いたらダメだ、優樹。美月さんには、危ない何かが取り憑いている」
優樹は怪訝そうな顔で振り返り、掴まれた腕を振りほどいた。
「さっきの言い方もそうだけど、なんか、らしくねぇよ……遼。おまえ、やっぱり疲れてるんだよ昨日の事で。美月さんを、そんな風に言うのは厭だな」
「……優樹」
全身に冷水を浴びたような衝撃だった。
(信じてくれないのか? 僕の言う事を?)
目に見える証拠は何もなく、説明する事は難しい。だが、優樹は遼の言葉を迷うことなく信じてくれると思っていた。先に崖を登り、美月の腕を取って引き上げる優樹を霞のような邪気が取り巻いている。今はまだ、優樹の気に弾かれ遠巻きに漂っているが、つけいる隙を狙っているのが解るのだ。
崖を登り切り、美月が遼を見て微笑んだ。湧き上がる怒りに似た気持ちで唇を噛む。
「あたし達も行こっ! 遼くん……遼くん?」
杏子の声が、遠くから聞こえるような気がした。
:::::::::::::::::::::::::::::
◆有言不実行が多い「かざと」ですが、ちゃんと2回アップしました(笑
いやぁ、プライベートで凹みまして、ナイロンザイルと思っていたあたしの神経が、意外と細い事が判明。飯が喉を通らないなんて事、滅多にないのですが。
◆そんな経験を活かして(?)
何だか美月さんが、妖しい女に。優樹君は大丈夫なんでしょうか? 杏子ちゃんも気になりますが、優樹君も守らなくちゃいけない遼君です(笑
姿無き『魄王丸』、どんなかたちで登場するかしら?
◆来週も2回あげられるようにがんばります。
★ご意見ご感想はこちらの掲示板にどうぞ!
「一部」改訂版もご覧になれます。
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◆朝起きて、胃痛と吐き気
強がってみても、身体は正直だなと苦笑。
ドリンクヨーグルトと痛み止めを飲む。日記とメール、友人の掲示板をチェックしてかなり元気を取り戻すが、空元気が何処まで続くかな。
虐待も虐めも、受ける方はだんだん自分に非があると思い込むという。自分が至らないから、自分が変だから、自分が悪いから。
追い込まれて、逃げ場を失うという。
「逃げられたはずだ、鍵は掛かっていなかった。自分の意思でいたんだ」
そうじゃない、思考は都合の良いようにねじ曲がってしまうんだ。
◆この先は、あたしが悪くないという確認をするため愚痴になります。あたしの人格を過大評価している人は、目をつむって見ないでね(笑
↓
↓
↓
▽朝の井戸端を避けた理由はNさんと気まずくなったから。すると今年入ったSさんは、友達が欲しくてNさんに近づく。
家に呼び、何故あたしと話さないかを好奇心から探り出す。
とうとう
「今まで先入観を持たずに付き合ってきたけど、ヤッパリ自分も付き合えない」
と言ってきた。
何言われたんでしょう? 突き詰めて問いただせば、言った言わないの応酬になる。
「そうですか、わかりました」
あたしはそう答えるしかない。
さて、彼女たちは何を期待しているのか?
泣きながら謝ればいいのか?
ヒステリックに怒鳴ればいいのか?
あたしの他人事のような平静な態度がなお、気に入らないらしい。
政治問題、北朝鮮問題、コンピューターの事、教育、家庭のあり方、テレビ番組、趣味の関心事。
きちんと自分の意見を持ち、普通に話していたつもりだった。少なくとも、今まで住んでいた場所では、お茶のみしていても内容の濃い会話が出来たのだ。
ヴィスコンティと言えば、すぐに通じた。
「ライ麦畑」と言えば、個々の感想を聞く事が出来た。
それでいて、アニメや特撮の話も普通に会話できた。
それが普通と思っていた自分。
でも、趣味もなく、好きな俳優もおらず、やりたい事もなく、自分の意見もない。
Aさんの前でBさんをけなし、Bさんの前でAさんをけなす。
厭なんだ、そんな裏表のある人間が。
あたしと付き合えないと言ったSさん、あなたが仲間に入る前に、Nさんが何て言っていたか知ってるの?
同じ年に幼稚園に入るYさんに向かって
「Sさんの子供は変わってるから、同じ幼稚園にしない方が良い」と言ってたんだよ。
そして他の幼稚園を選んだYさんの事は
「あんな、お高くて習い事の多い幼稚園に入れる親の気が知れない」
そう言ってるんだ。
あたしが井戸端から逃げたから、SさんはNさんを頼りにするしかなかった。同じ意識を持つには、あたしを攻撃するしかない。
あたしは、お高くて、嫌味なんですか?
子供にべたべたしすぎですか?
話に夢中で子供にかまわないから、子供達はあたしの周りに集まってくる。あたしも子供は嫌いじゃないから、一緒に遊んであげる。
「うちの子に、べたべたしないで欲しい」
それならちゃんと、お母さんが相手をしてやれよ。
おかしいのはあたしなのか?
冷静さを欠いているのはあたしなのか?
仲間を作り取り入ろうとして
周りが見えていないのはあなたの方だ。
こんな事で胃が痛いなんて、悔しいよ。
さて、愚痴はお終い。
追いつめる側と追いつめられる側のプロセスが勉強できたと思って、小説に活かそうかな。
そう言えば、友人が言ってたな
「苦境を経験として楽しんでたりするでしょう」って。
そうだね、そう思わなくちゃやってられない。苦しまない人間に、苦しむ人間のお話が書けるわけ無いじゃないか。
頑張れ、頑張れ、自分。
強がってみても、身体は正直だなと苦笑。
ドリンクヨーグルトと痛み止めを飲む。日記とメール、友人の掲示板をチェックしてかなり元気を取り戻すが、空元気が何処まで続くかな。
虐待も虐めも、受ける方はだんだん自分に非があると思い込むという。自分が至らないから、自分が変だから、自分が悪いから。
追い込まれて、逃げ場を失うという。
「逃げられたはずだ、鍵は掛かっていなかった。自分の意思でいたんだ」
そうじゃない、思考は都合の良いようにねじ曲がってしまうんだ。
◆この先は、あたしが悪くないという確認をするため愚痴になります。あたしの人格を過大評価している人は、目をつむって見ないでね(笑
↓
↓
↓
▽朝の井戸端を避けた理由はNさんと気まずくなったから。すると今年入ったSさんは、友達が欲しくてNさんに近づく。
家に呼び、何故あたしと話さないかを好奇心から探り出す。
とうとう
「今まで先入観を持たずに付き合ってきたけど、ヤッパリ自分も付き合えない」
と言ってきた。
何言われたんでしょう? 突き詰めて問いただせば、言った言わないの応酬になる。
「そうですか、わかりました」
あたしはそう答えるしかない。
さて、彼女たちは何を期待しているのか?
泣きながら謝ればいいのか?
ヒステリックに怒鳴ればいいのか?
あたしの他人事のような平静な態度がなお、気に入らないらしい。
政治問題、北朝鮮問題、コンピューターの事、教育、家庭のあり方、テレビ番組、趣味の関心事。
きちんと自分の意見を持ち、普通に話していたつもりだった。少なくとも、今まで住んでいた場所では、お茶のみしていても内容の濃い会話が出来たのだ。
ヴィスコンティと言えば、すぐに通じた。
「ライ麦畑」と言えば、個々の感想を聞く事が出来た。
それでいて、アニメや特撮の話も普通に会話できた。
それが普通と思っていた自分。
でも、趣味もなく、好きな俳優もおらず、やりたい事もなく、自分の意見もない。
Aさんの前でBさんをけなし、Bさんの前でAさんをけなす。
厭なんだ、そんな裏表のある人間が。
あたしと付き合えないと言ったSさん、あなたが仲間に入る前に、Nさんが何て言っていたか知ってるの?
同じ年に幼稚園に入るYさんに向かって
「Sさんの子供は変わってるから、同じ幼稚園にしない方が良い」と言ってたんだよ。
そして他の幼稚園を選んだYさんの事は
「あんな、お高くて習い事の多い幼稚園に入れる親の気が知れない」
そう言ってるんだ。
あたしが井戸端から逃げたから、SさんはNさんを頼りにするしかなかった。同じ意識を持つには、あたしを攻撃するしかない。
あたしは、お高くて、嫌味なんですか?
子供にべたべたしすぎですか?
話に夢中で子供にかまわないから、子供達はあたしの周りに集まってくる。あたしも子供は嫌いじゃないから、一緒に遊んであげる。
「うちの子に、べたべたしないで欲しい」
それならちゃんと、お母さんが相手をしてやれよ。
おかしいのはあたしなのか?
冷静さを欠いているのはあたしなのか?
仲間を作り取り入ろうとして
周りが見えていないのはあなたの方だ。
こんな事で胃が痛いなんて、悔しいよ。
さて、愚痴はお終い。
追いつめる側と追いつめられる側のプロセスが勉強できたと思って、小説に活かそうかな。
そう言えば、友人が言ってたな
「苦境を経験として楽しんでたりするでしょう」って。
そうだね、そう思わなくちゃやってられない。苦しまない人間に、苦しむ人間のお話が書けるわけ無いじゃないか。
頑張れ、頑張れ、自分。
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◆面倒事はたくさんだ
気持ちの行き違いとは、よく聞く言葉だ。しかし、敵視するにはそれなりの理由がある。
同じマンションの住人同士では、相手のステイタス、夫婦仲の良さ、子供の出来の良さ。
端から見れば実に下らなく思えるだろうが、狭い家庭と子供だけが全ての主婦にとっては重大な関心事である。
気持ちを切り替える世界がないと、一つの考えに固執し、それが全てとなり、自己保身のための攻撃に出る。
あわれと思っている私は、それが態度に出るのだろうか?
ならば反省しなければなるまい。
かといって、朝の幼稚園バスが行ってしまってから昼過ぎまで立ち話をする気にはなれない。
小説を書きたいのももちろんだが、いわゆる家事雑事が山ほどあるのだ。
あたしが立ち話に参加しないからと行って、態度を責める奥様達。彼女らは常に同じように群れたがる烏合の衆だ。
それでもそれが彼女たちの居場所ならば、あたしは何も言わずに先に失礼させて貰う。
そして悪意の対象となった。
それでもいい、あたしは聞こえないふりをしよう。
趣味や仕事を持ち、広い視野で同じ考えを持つ友人もいる。
「直接耳に入らなければ聞こえないと同じ」妹もそう言ってくれる。
だが事実無根の事で悪意を振り回され、僅かばかりのプライドが許せないと悲鳴を上げる。
報復を囁く。
抑えて、抑えて、笑う。
たかが後、一年半我慢すればいい事だ。下の子が小学校に入れば、ママ達の付き合いなど皆無になる。
今までだってやれた、これからだってやれる。
生き死にに関わる事じゃない、解っている友人もいる。
ただ、関わりたくないばかりに言いたい事も黙っていた事が、
かえって自分の首を絞めてしまったようだ。
失策だった。
自己弁護を、もう少し早くしておけば良かったか?
既に手遅れなのだが。
気持ちの行き違いとは、よく聞く言葉だ。しかし、敵視するにはそれなりの理由がある。
同じマンションの住人同士では、相手のステイタス、夫婦仲の良さ、子供の出来の良さ。
端から見れば実に下らなく思えるだろうが、狭い家庭と子供だけが全ての主婦にとっては重大な関心事である。
気持ちを切り替える世界がないと、一つの考えに固執し、それが全てとなり、自己保身のための攻撃に出る。
あわれと思っている私は、それが態度に出るのだろうか?
ならば反省しなければなるまい。
かといって、朝の幼稚園バスが行ってしまってから昼過ぎまで立ち話をする気にはなれない。
小説を書きたいのももちろんだが、いわゆる家事雑事が山ほどあるのだ。
あたしが立ち話に参加しないからと行って、態度を責める奥様達。彼女らは常に同じように群れたがる烏合の衆だ。
それでもそれが彼女たちの居場所ならば、あたしは何も言わずに先に失礼させて貰う。
そして悪意の対象となった。
それでもいい、あたしは聞こえないふりをしよう。
趣味や仕事を持ち、広い視野で同じ考えを持つ友人もいる。
「直接耳に入らなければ聞こえないと同じ」妹もそう言ってくれる。
だが事実無根の事で悪意を振り回され、僅かばかりのプライドが許せないと悲鳴を上げる。
報復を囁く。
抑えて、抑えて、笑う。
たかが後、一年半我慢すればいい事だ。下の子が小学校に入れば、ママ達の付き合いなど皆無になる。
今までだってやれた、これからだってやれる。
生き死にに関わる事じゃない、解っている友人もいる。
ただ、関わりたくないばかりに言いたい事も黙っていた事が、
かえって自分の首を絞めてしまったようだ。
失策だった。
自己弁護を、もう少し早くしておけば良かったか?
既に手遅れなのだが。
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【私立叢雲学園怪奇譚・第二部〔本章〕35】
2004年6月15日 【小説】私立叢雲学園怪奇譚[第34回のあらすじ]
◇『秋月島』の岩場にある洞窟には、花が飾られた小さな祠があった。美月が管理しているとばかり思っていた遼達は、意外な事実を知る事になる。
:::::::::::::::::::::::::::::
<本文>
言われて洞窟の中を覗き込んだ遼は、先の見えない暗闇の手前にある小さな祠に気が付いた。優樹の言うように、飾られた花はまだ新しい。隣で疑わしそうな顔をしていた杏子も、屈み込んで首を傾げる。
「あっ、ホントだ……。でもそれは、管理を任されてる美月さんが……」
「私じゃないわ……あの花は、郷田君が供えたのよ」
「えっ? 郷田さんが?」
何故と問いかける瞳で、杏子は美月に向き直った。
「……郷田君は、八年前に恋人をこの湖で亡くしているの」
「恋人を? だって郷田さんの恋人は……」
寂寥を湛えた瞳で、美月は杏子から祠にと視線を移した。
「郷田君は元々この近くの出身なんだけど、自分の小さな洋食屋を持つのが夢だと言って高校を出てからすぐに東京の調理師専門学校に入ったわ。だけど学校を出て二年ほど大きな店で修行したら、結局、生まれ育った土地で働きたいって帰ってきちゃったの。それで『美月荘』のシェフとして働くようになったんだけど……」
美月は、しめ縄を持ち上げると下を潜り、祠の前に屈んで両手を会わせた。
「郷田君が帰ってきて半年くらい経った頃、東京の同じレストランで働いていたという女の子が『美月荘』で働かせてくれって訪ねてきたの。その子は郷田君を好きになったから、追いかけてきたんだって。私とは正反対の、積極的で明るい、とても可愛い子だった……。最初は迷惑がっていた郷田君も、そのうち彼女に好意を寄せるようになって一年もしないうちに婚約する事になったわ」
突然、話に聞き入る遼の背に、ざわりとした厭な感触が走った。その感触には確か覚えがある。美月から島の別名を聞き、揺らめく瞳の中に影を見た時感じたものだ。しかし何故、今その感触を思い出したのか? また何かが見える前兆なのだろうか……? だが遼は、むしろ美月自身に理由があるような気がしていた。細い肩から背にかけて、弱々しい女らしさとは別の強い気が感じられる。それは言葉にする事がはばかられる気だった。
「……ところが婚約から数日後、突然彼女は姿を消してしまった。山で事故にあったか熊に襲われたのかもしれないと、近隣の村人総出で捜したけれど見つからず、警察に頼んで山狩りしても見つけられなかった。実家や友人の所にも連絡はなく、突然気が変わって婚約から逃げ出したという人もいたわ……でも一週間後、この洞窟の前で彼女は見つかったのよ。半身を食いちぎられたような無惨な姿で……」
「いやっ!」
杏子が、口元を押さえて小さく叫ぶ。
「熊に襲われた後、どうかして湖に落ちた遺体がここに打ち上げられたのだろうと警察は結論を出したわ。だけど地元の猟友会で熊撃ちをしている人は、熊にやられたのではないと言うの。ではいったい、何があったのかしら?」
ゆっくりと立ち上がり肩越しに振り返った美月の顔は、洞窟の暗闇を背景に白く冷たく浮かび上がって見えた。それはまるで生気のない蝋人形のような表情に思えたが、遼に向けられた瞳の中にはまた、妖しい影が揺らめいている。
「まさか『魄王丸』が? あ、でもさっきの話だと『蜻蛉鬼』に喰われちまったってことかな?」
謎をかけられて、素直に答える優樹を美月が笑った。途端に影は姿を消し、優しい面差しの表情が戻る。優樹の言い方が気に入らないのか顔をしかめた杏子も、その変化に気が付いていないようだった。
「そう言う人もいたけど、伝説の獣に襲われたなんて誰も信じないわね。それに湖にはマゴタロウムシが沢山いるから、むしろマゴタロウムシのせいかもしれないと言う人もいたし……」
「マゴタロウムシ?」
怪訝そうに遼が問い返すと、優樹が得意そうな顔で代わりに答えた。
「ヘビトンボの幼虫だよ。ヘビトンボはトンボじゃなくて蜻蛉の仲間なんだけど結構でかくてさ、丁度ヘビが、くっと鎌首もたげたみたいな頭の形をしてるんだ。マゴタロウムシも水棲昆虫の中では王様と呼ばれるくらいで、あの顎でガップリやられたら痛てぇのなんのって。肉食だから多分……」
「お願い、やめてっ!」
杏子の悲鳴に吃驚して、優樹は口を噤んだ。
「ひどいよ、そんなの……。ひどい……」
顔を覆い、座り込んだ杏子は声を殺して泣き出してしまった。
「……悪ぃ杏子、俺はそんなつもりじゃ……」
隣に屈み込んだ優樹があやすように杏子の頭を撫でると、胸が、ちくりと痛んだ。遼と張り合った結果が失態に終わり狼狽える優樹を、いつもなら同情して取りなすのだが今日はそんな気になれない。
「それで……郷田さんは、どうしたんですか?」
マゴタロウムシの話に興味はひかれたが、これ以上杏子を泣かせる話は避けて遼は美月に別の話題を振った。
:::::::::::::::::::::::::::::
◆週二回、今週はクリアできそうです。何とか夏休み中には書き終わりたいですね(笑
◆明日も幼稚園関係で集まりがあります。毎日なんだかんだで忙しく、日記をアップするので手一杯な日もあります。
秘密日記、満足にお返事できなくてゴメンナサイ。メールで頂けると確実にお返事するのですが(汗
週末まとめ読みしてると、話題に遅れたり見逃したりする事もあるんですよ〜。どうか寛大なお気持ちでいらしてくれると有難いです。
◆ヤバイ展開になりつつあるお話ですが、伏線を全てクリア出来るように書き出してみたりしています。
一部も行き当たりばったりだったからなぁ……。成長ないです、自分(T_T)
◆こんな「かざと」ですが、頑張っています。今日も凹みましたが、スタバのお兄さんの笑顔が天からのエールだと思って何とか乗り切りました。
明日、気が重いです……。
マケルモンカ!
★ご意見ご感想はこちらの掲示板にどうぞ!
「一部」改訂版もご覧になれます。
「MURAKUMO」
http://mypage.odn.ne.jp/home/kazatoyou
◆hotmail:youkazato@hotmail.com
でも、お気軽に。MSNメッセアドにもなっています。
◇『秋月島』の岩場にある洞窟には、花が飾られた小さな祠があった。美月が管理しているとばかり思っていた遼達は、意外な事実を知る事になる。
:::::::::::::::::::::::::::::
<本文>
言われて洞窟の中を覗き込んだ遼は、先の見えない暗闇の手前にある小さな祠に気が付いた。優樹の言うように、飾られた花はまだ新しい。隣で疑わしそうな顔をしていた杏子も、屈み込んで首を傾げる。
「あっ、ホントだ……。でもそれは、管理を任されてる美月さんが……」
「私じゃないわ……あの花は、郷田君が供えたのよ」
「えっ? 郷田さんが?」
何故と問いかける瞳で、杏子は美月に向き直った。
「……郷田君は、八年前に恋人をこの湖で亡くしているの」
「恋人を? だって郷田さんの恋人は……」
寂寥を湛えた瞳で、美月は杏子から祠にと視線を移した。
「郷田君は元々この近くの出身なんだけど、自分の小さな洋食屋を持つのが夢だと言って高校を出てからすぐに東京の調理師専門学校に入ったわ。だけど学校を出て二年ほど大きな店で修行したら、結局、生まれ育った土地で働きたいって帰ってきちゃったの。それで『美月荘』のシェフとして働くようになったんだけど……」
美月は、しめ縄を持ち上げると下を潜り、祠の前に屈んで両手を会わせた。
「郷田君が帰ってきて半年くらい経った頃、東京の同じレストランで働いていたという女の子が『美月荘』で働かせてくれって訪ねてきたの。その子は郷田君を好きになったから、追いかけてきたんだって。私とは正反対の、積極的で明るい、とても可愛い子だった……。最初は迷惑がっていた郷田君も、そのうち彼女に好意を寄せるようになって一年もしないうちに婚約する事になったわ」
突然、話に聞き入る遼の背に、ざわりとした厭な感触が走った。その感触には確か覚えがある。美月から島の別名を聞き、揺らめく瞳の中に影を見た時感じたものだ。しかし何故、今その感触を思い出したのか? また何かが見える前兆なのだろうか……? だが遼は、むしろ美月自身に理由があるような気がしていた。細い肩から背にかけて、弱々しい女らしさとは別の強い気が感じられる。それは言葉にする事がはばかられる気だった。
「……ところが婚約から数日後、突然彼女は姿を消してしまった。山で事故にあったか熊に襲われたのかもしれないと、近隣の村人総出で捜したけれど見つからず、警察に頼んで山狩りしても見つけられなかった。実家や友人の所にも連絡はなく、突然気が変わって婚約から逃げ出したという人もいたわ……でも一週間後、この洞窟の前で彼女は見つかったのよ。半身を食いちぎられたような無惨な姿で……」
「いやっ!」
杏子が、口元を押さえて小さく叫ぶ。
「熊に襲われた後、どうかして湖に落ちた遺体がここに打ち上げられたのだろうと警察は結論を出したわ。だけど地元の猟友会で熊撃ちをしている人は、熊にやられたのではないと言うの。ではいったい、何があったのかしら?」
ゆっくりと立ち上がり肩越しに振り返った美月の顔は、洞窟の暗闇を背景に白く冷たく浮かび上がって見えた。それはまるで生気のない蝋人形のような表情に思えたが、遼に向けられた瞳の中にはまた、妖しい影が揺らめいている。
「まさか『魄王丸』が? あ、でもさっきの話だと『蜻蛉鬼』に喰われちまったってことかな?」
謎をかけられて、素直に答える優樹を美月が笑った。途端に影は姿を消し、優しい面差しの表情が戻る。優樹の言い方が気に入らないのか顔をしかめた杏子も、その変化に気が付いていないようだった。
「そう言う人もいたけど、伝説の獣に襲われたなんて誰も信じないわね。それに湖にはマゴタロウムシが沢山いるから、むしろマゴタロウムシのせいかもしれないと言う人もいたし……」
「マゴタロウムシ?」
怪訝そうに遼が問い返すと、優樹が得意そうな顔で代わりに答えた。
「ヘビトンボの幼虫だよ。ヘビトンボはトンボじゃなくて蜻蛉の仲間なんだけど結構でかくてさ、丁度ヘビが、くっと鎌首もたげたみたいな頭の形をしてるんだ。マゴタロウムシも水棲昆虫の中では王様と呼ばれるくらいで、あの顎でガップリやられたら痛てぇのなんのって。肉食だから多分……」
「お願い、やめてっ!」
杏子の悲鳴に吃驚して、優樹は口を噤んだ。
「ひどいよ、そんなの……。ひどい……」
顔を覆い、座り込んだ杏子は声を殺して泣き出してしまった。
「……悪ぃ杏子、俺はそんなつもりじゃ……」
隣に屈み込んだ優樹があやすように杏子の頭を撫でると、胸が、ちくりと痛んだ。遼と張り合った結果が失態に終わり狼狽える優樹を、いつもなら同情して取りなすのだが今日はそんな気になれない。
「それで……郷田さんは、どうしたんですか?」
マゴタロウムシの話に興味はひかれたが、これ以上杏子を泣かせる話は避けて遼は美月に別の話題を振った。
:::::::::::::::::::::::::::::
◆週二回、今週はクリアできそうです。何とか夏休み中には書き終わりたいですね(笑
◆明日も幼稚園関係で集まりがあります。毎日なんだかんだで忙しく、日記をアップするので手一杯な日もあります。
秘密日記、満足にお返事できなくてゴメンナサイ。メールで頂けると確実にお返事するのですが(汗
週末まとめ読みしてると、話題に遅れたり見逃したりする事もあるんですよ〜。どうか寛大なお気持ちでいらしてくれると有難いです。
◆ヤバイ展開になりつつあるお話ですが、伏線を全てクリア出来るように書き出してみたりしています。
一部も行き当たりばったりだったからなぁ……。成長ないです、自分(T_T)
◆こんな「かざと」ですが、頑張っています。今日も凹みましたが、スタバのお兄さんの笑顔が天からのエールだと思って何とか乗り切りました。
明日、気が重いです……。
マケルモンカ!
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★「しまった!」
朝、お弁当を作っていて気が付いた。
昨日買い物に行った時、デザート用のフルーツを買い忘れていました。ちゃんと親指の付け根に書いておいたのに〜。(忘れてはいけない事を、よくボールペンで書く癖がある・笑)
どうしよう?
コンビニに走るか?
だって、お弁当の後のお楽しみだもの外せない。
デザートの果物が無くて、がっかりするチビの顔を考えると胸が痛くなる。
……そうだ、パイナップル缶があった!
こんな時の為(?)に、常備してあります。
もう、数ヶ月前から息子が気になって気になって仕方がなかったパイナップル缶です(笑
「ママ、あれはいつ開けてくれるの?」
「今日は何だか、パイナップルが食べたい気分だなぁ〜」
そう言われるたびに
「だぁ〜め!!」
と、答えていました。
パイナップル缶くらい、開けてやればいいのにと思われるかも知れませんが……。
いけません、ここ一番の好物はとっておかなくては。いつでも要求した時に食べられるのでは、有り難みがありません。
特別とか、内緒とか、甘美な響きは子供も大好きです。特に子供には必要な時があるモノです。
学校で悲しいことがあったとき。
パパにすごく叱られちゃった時。
友達と喧嘩した時。
悔しい思いをした時。
ちょっとした事だけど、ぎゅっと抱いて大好きなおやつを用意してあげます。
「これでも食べて、元気出せ」ってね。
大人だって必要なとき、あるでしょう?
しかし、娘の場合。
とっておきの好物が「らっきょうの甘酢漬け」
あまり絵にはなりませんね(笑
さて、今日はママの失敗で「とっておき」を出してしまいました。また補充しておかなくちゃ。
今日開けてしまった事で、食べてしまってから息子はがっかりするでしょう。
「もう無いのか、パイナップル缶……」
だけどちゃんと棚に置いておけば、次はいつ開けてくれるかと、楽しみに待つ事になります(笑
朝、お弁当を作っていて気が付いた。
昨日買い物に行った時、デザート用のフルーツを買い忘れていました。ちゃんと親指の付け根に書いておいたのに〜。(忘れてはいけない事を、よくボールペンで書く癖がある・笑)
どうしよう?
コンビニに走るか?
だって、お弁当の後のお楽しみだもの外せない。
デザートの果物が無くて、がっかりするチビの顔を考えると胸が痛くなる。
……そうだ、パイナップル缶があった!
こんな時の為(?)に、常備してあります。
もう、数ヶ月前から息子が気になって気になって仕方がなかったパイナップル缶です(笑
「ママ、あれはいつ開けてくれるの?」
「今日は何だか、パイナップルが食べたい気分だなぁ〜」
そう言われるたびに
「だぁ〜め!!」
と、答えていました。
パイナップル缶くらい、開けてやればいいのにと思われるかも知れませんが……。
いけません、ここ一番の好物はとっておかなくては。いつでも要求した時に食べられるのでは、有り難みがありません。
特別とか、内緒とか、甘美な響きは子供も大好きです。特に子供には必要な時があるモノです。
学校で悲しいことがあったとき。
パパにすごく叱られちゃった時。
友達と喧嘩した時。
悔しい思いをした時。
ちょっとした事だけど、ぎゅっと抱いて大好きなおやつを用意してあげます。
「これでも食べて、元気出せ」ってね。
大人だって必要なとき、あるでしょう?
しかし、娘の場合。
とっておきの好物が「らっきょうの甘酢漬け」
あまり絵にはなりませんね(笑
さて、今日はママの失敗で「とっておき」を出してしまいました。また補充しておかなくちゃ。
今日開けてしまった事で、食べてしまってから息子はがっかりするでしょう。
「もう無いのか、パイナップル缶……」
だけどちゃんと棚に置いておけば、次はいつ開けてくれるかと、楽しみに待つ事になります(笑
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デカレンジャー・ショーに行ってきた
2004年6月14日 ◆普段の出来事◆久々の「後楽園遊園地」は
すっかり様変わりしてました。いや、綺麗になったなぁ……。
「ガオレンジャー」以来かな?あのころはやはり、ぱっとしないところだと思っていましたが、新しくなってからは見るところも遊ぶところも食べるところも良くなりました。ジェットコースター、格好いいです(見た目が)
でも乗りたいとは思わない、怖いんだもん。
◆デカショー
楽しかったです。
わりと前の席で観る事が出来たから、迫力ありました。周りのお子様は慣れたモノで、ここ一番と言うところに「がんばれ!」と声を掛けます。しかし我が息子は息を飲んで必死の形相でした。本気でやられそうなグリーンを心配してた。助かった時は大きな溜息。
「あれは中に人が入ってるんだよね、ママ」
敵怪人の恐怖を紛らわすために、敢えて確認を取っています。
「ええ? 本物のアリエナイザーだよ」
意地悪なママ(笑
「嘘だね、人が入ってるんだね」
「どうかなぁ?」
最後はデカが勝って、ホッとしてました(笑
◆友人の本
一緒にショーを観た友人から本を貰いました。
すごく嬉しくて、家に着くのが待ちきれなかった。でも電車の中で開けません(笑
家に入るなり旦那から子供をお風呂に入れて貰い、座り込んで本を開いた。
こんな気分、久しぶり。昔はイベントから帰ると、寝食忘れて読みふけったモノですが(笑
その子の描く絵が昔から大好きです。ちょっと少年漫画風の画風で、男の子が男の子らしいのに色気があるんです。
小説の挿絵を描いて貰った事もあるけど、いつも予想をはるかに裏切るイラストを描いてくれました。
暫く見る機会がなかったけど、また見られるようになってホントに嬉しい。たくさんたくさん、描いて欲しい。そして、あたしにドキドキをいっぱい頂戴ね(笑
★「叢雲」
萎えぎみだった気力が戻りつつあります。本気でペースアップしなくちゃ。
自分でイメージイラストをスケッチしてみようかな?使命とか、正義とかも大事だけど、男の子だから戦いたい。そんなお話の方向に進めようと(昨日)決心しました(笑
友人の本のおかげです(その本はファンジンなんだけど)
負けないで男の子を書くぞー!って気になった。
笑わないでね(滝汗
すっかり様変わりしてました。いや、綺麗になったなぁ……。
「ガオレンジャー」以来かな?あのころはやはり、ぱっとしないところだと思っていましたが、新しくなってからは見るところも遊ぶところも食べるところも良くなりました。ジェットコースター、格好いいです(見た目が)
でも乗りたいとは思わない、怖いんだもん。
◆デカショー
楽しかったです。
わりと前の席で観る事が出来たから、迫力ありました。周りのお子様は慣れたモノで、ここ一番と言うところに「がんばれ!」と声を掛けます。しかし我が息子は息を飲んで必死の形相でした。本気でやられそうなグリーンを心配してた。助かった時は大きな溜息。
「あれは中に人が入ってるんだよね、ママ」
敵怪人の恐怖を紛らわすために、敢えて確認を取っています。
「ええ? 本物のアリエナイザーだよ」
意地悪なママ(笑
「嘘だね、人が入ってるんだね」
「どうかなぁ?」
最後はデカが勝って、ホッとしてました(笑
◆友人の本
一緒にショーを観た友人から本を貰いました。
すごく嬉しくて、家に着くのが待ちきれなかった。でも電車の中で開けません(笑
家に入るなり旦那から子供をお風呂に入れて貰い、座り込んで本を開いた。
こんな気分、久しぶり。昔はイベントから帰ると、寝食忘れて読みふけったモノですが(笑
その子の描く絵が昔から大好きです。ちょっと少年漫画風の画風で、男の子が男の子らしいのに色気があるんです。
小説の挿絵を描いて貰った事もあるけど、いつも予想をはるかに裏切るイラストを描いてくれました。
暫く見る機会がなかったけど、また見られるようになってホントに嬉しい。たくさんたくさん、描いて欲しい。そして、あたしにドキドキをいっぱい頂戴ね(笑
★「叢雲」
萎えぎみだった気力が戻りつつあります。本気でペースアップしなくちゃ。
自分でイメージイラストをスケッチしてみようかな?使命とか、正義とかも大事だけど、男の子だから戦いたい。そんなお話の方向に進めようと(昨日)決心しました(笑
友人の本のおかげです(その本はファンジンなんだけど)
負けないで男の子を書くぞー!って気になった。
笑わないでね(滝汗
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妹と買い物に行ったよ
2004年6月12日 ◆普段の出来事★え? 喧嘩??何の事かしら、おほほほほ……(笑
15時に池袋リブロで待ち合わせ。
「叢雲」の資料に必要な格闘技の本と、学校の資料、イラストを描く手助けにするための「ポーズ・カタログ」をゲット。
◆「逃げる! かわす!
必携護身マニュアル」(柴田 晃一・著)
コレはね、護身マニュアルじゃないですよ、ハッキリ言って(笑
数ある護身術本は、本当に身を守るための行動しか書いてありません。ところがこの本は、見方によっては過剰防衛では?と思うくらい完膚無きまでに相手を動けなくするところまで書いてありました。相手が喧嘩を仕掛けてきた時の戦い方です。
著者は合気道師範。相手の攻撃をかわし、その勢いを持ってして関節技をかけ動けなくし、とどめを刺します。
娘の練習をたまに観ているので動きがなおさら解りやすかったし、図解も見やすく動作説明もきちんとあります。
「叢雲」では、須刈アキラ君が師範資格を持つ合気道有段者です。余り表には出ませんが、優樹君も敵いません。
だけどアキラ君も、実戦になると柔道家の鷺ノ宮には勝てません。その辺は体格差もありますが、千葉県警報道部にいる鷺ノ宮は危ない橋の場数を踏んでいるのでそれがモノをいいます(笑
裏設定として読んでくれてる人が気に留めておいてくれると、言葉の端々が楽しめるように書いています。
◆「建築設計資料16
学校」(建築資料研究社)
学校に忍び込んで、写真を撮ったり出来ません。金網にへばりついた変な人になるのも厭なので、資料として買いました。
高かった〜(T_T)
資料本て高いんだよね。作家デビューでもすれば、必要経費になるだろうけど、趣味の範囲では贅沢な本です。
でも嬉しい。資料本大好きで、ただページをめくるだけで幸せです。
ああ図書館、体育館、渡り廊下、教室……萌え(←大アホ)
学園小説を書いているのですが、想像力には限界があります。設計図を見ると、行動や生活を書く役に立ちます。
良い本が手に入りました。
★妹の役割
あたしが小説を書き始めたのは中学生からですが、田舎では資料本を探すのに苦労しました。
その頃からあたしの一番最初の読者で、今では一番厳しい書評をくれる妹が、やはり一番の理解者で協力者だった。
資料本探しは、人手が多い方が良いんです。探す場所が人それぞれ違って、ひょんなところでピッタリ来る本が見つかったりします。いつもあたしは実に抽象的に希望を出します「あんな感じでこんな感じで、こんなことが書いてある本が欲しい」
妹は、的確な判断でピッタリの本を探してきてくれます。頼まない時でも、あたしが好きそうな本を見つけると教えてくれます。
彼女無くしては、ものぐさな私がここまで書けるか自信がありません。
いつも感謝してるんだよ、ありがとう(笑
★ポスト・ホビー
パルコで飲もうという話になり、エスカレーターで上階へ。
バー・ダイニングエリアまで登ってから、また我慢できずに戻りました。
だって、エスカレーターから見えちゃったんだものポスト・ホビーが。
あああぁぁぁぁぁ!クルツがっ、クルツがショーケースにっ!!
宮津艦長!これを持ってお供させてくださいっ!!
おおっ!!攻殻のグロッグがっ!!
欲しいなぁ、欲しいぞ〜!!
妹曰く「欲しいおもちゃがあって、ショーケースに貼りつく小学生みたい。剥がれないんだもん」
……そうですか?そうだよね(笑
モデルガンは好きです。(マニアではない、念のため)
あのストイックな美しさに、胸がきゅんとなります。分解してスプリングやビスを磨いて眺めると幸せです。
でもオタクではないしマニアでもないから知識はからっきしで、只好きなだけですよ。
「ニューナンブM60」無かったなぁ。店員に聞くのは恥ずかしいし。アキラ君やジェフが使ってたのはあったな。やっぱし、カザック少佐にはグロッグを持たせたいなぁ……。
ドンパチのある小説、書きたくなりました(笑
15時に池袋リブロで待ち合わせ。
「叢雲」の資料に必要な格闘技の本と、学校の資料、イラストを描く手助けにするための「ポーズ・カタログ」をゲット。
◆「逃げる! かわす!
必携護身マニュアル」(柴田 晃一・著)
コレはね、護身マニュアルじゃないですよ、ハッキリ言って(笑
数ある護身術本は、本当に身を守るための行動しか書いてありません。ところがこの本は、見方によっては過剰防衛では?と思うくらい完膚無きまでに相手を動けなくするところまで書いてありました。相手が喧嘩を仕掛けてきた時の戦い方です。
著者は合気道師範。相手の攻撃をかわし、その勢いを持ってして関節技をかけ動けなくし、とどめを刺します。
娘の練習をたまに観ているので動きがなおさら解りやすかったし、図解も見やすく動作説明もきちんとあります。
「叢雲」では、須刈アキラ君が師範資格を持つ合気道有段者です。余り表には出ませんが、優樹君も敵いません。
だけどアキラ君も、実戦になると柔道家の鷺ノ宮には勝てません。その辺は体格差もありますが、千葉県警報道部にいる鷺ノ宮は危ない橋の場数を踏んでいるのでそれがモノをいいます(笑
裏設定として読んでくれてる人が気に留めておいてくれると、言葉の端々が楽しめるように書いています。
◆「建築設計資料16
学校」(建築資料研究社)
学校に忍び込んで、写真を撮ったり出来ません。金網にへばりついた変な人になるのも厭なので、資料として買いました。
高かった〜(T_T)
資料本て高いんだよね。作家デビューでもすれば、必要経費になるだろうけど、趣味の範囲では贅沢な本です。
でも嬉しい。資料本大好きで、ただページをめくるだけで幸せです。
ああ図書館、体育館、渡り廊下、教室……萌え(←大アホ)
学園小説を書いているのですが、想像力には限界があります。設計図を見ると、行動や生活を書く役に立ちます。
良い本が手に入りました。
★妹の役割
あたしが小説を書き始めたのは中学生からですが、田舎では資料本を探すのに苦労しました。
その頃からあたしの一番最初の読者で、今では一番厳しい書評をくれる妹が、やはり一番の理解者で協力者だった。
資料本探しは、人手が多い方が良いんです。探す場所が人それぞれ違って、ひょんなところでピッタリ来る本が見つかったりします。いつもあたしは実に抽象的に希望を出します「あんな感じでこんな感じで、こんなことが書いてある本が欲しい」
妹は、的確な判断でピッタリの本を探してきてくれます。頼まない時でも、あたしが好きそうな本を見つけると教えてくれます。
彼女無くしては、ものぐさな私がここまで書けるか自信がありません。
いつも感謝してるんだよ、ありがとう(笑
★ポスト・ホビー
パルコで飲もうという話になり、エスカレーターで上階へ。
バー・ダイニングエリアまで登ってから、また我慢できずに戻りました。
だって、エスカレーターから見えちゃったんだものポスト・ホビーが。
あああぁぁぁぁぁ!クルツがっ、クルツがショーケースにっ!!
宮津艦長!これを持ってお供させてくださいっ!!
おおっ!!攻殻のグロッグがっ!!
欲しいなぁ、欲しいぞ〜!!
妹曰く「欲しいおもちゃがあって、ショーケースに貼りつく小学生みたい。剥がれないんだもん」
……そうですか?そうだよね(笑
モデルガンは好きです。(マニアではない、念のため)
あのストイックな美しさに、胸がきゅんとなります。分解してスプリングやビスを磨いて眺めると幸せです。
でもオタクではないしマニアでもないから知識はからっきしで、只好きなだけですよ。
「ニューナンブM60」無かったなぁ。店員に聞くのは恥ずかしいし。アキラ君やジェフが使ってたのはあったな。やっぱし、カザック少佐にはグロッグを持たせたいなぁ……。
ドンパチのある小説、書きたくなりました(笑
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廃品回収をしてきたよ
2004年6月12日 ◆普段の出来事◆晴れて良かった〜
役員なので廃品回収のお手伝いです。と、言っても「荒らしさん」が持って行かないように指定業者が来るまで見張っているだけですが。何人かで立ち話、のんびりムードで良い感じでした。
このところ厭な思いをするママ関係があったので、和みました。変な人(あたしにとって・笑)ばかりじゃないよね。
ところで、その中のTさんの息子さんが手伝いに来てくれました。高校一年生、陸上部、可愛い子です(^O^)
今朝は6時半に起きて、お母さんの手伝いをしてくれていたとか。Tさんが仕事で出られない時は、代わりに来る事になっていたのだそうです。でもこの集配場所では余り仕事がないからと、お母さんに追い返されました。手伝いたそうな顔で帰って行った。きっと、張り切って人前で力仕事してみせるのが好きなんだろうな。
良い子です、帰ってしまって残念でした。
うん、本当に残念……。
我が家の息子も、あんな風に育つと良いな。
Tさんが言うには、
「母親は仕事をしていても子供に寂しい思いをさせない。特に男の子は強がっている分寂しがり屋だから。父親はやはり、後ではなくその日のうちに、叱るところは叱る。毅然とした態度が必要。」
ああ、当たり前の事かも知れないけど、あの子を見てたら頷かずにいられない。
「中学高校、お金掛かるよ、覚悟しておきなさい」
「……はい」
もう一度素直に頷いた(笑
役員なので廃品回収のお手伝いです。と、言っても「荒らしさん」が持って行かないように指定業者が来るまで見張っているだけですが。何人かで立ち話、のんびりムードで良い感じでした。
このところ厭な思いをするママ関係があったので、和みました。変な人(あたしにとって・笑)ばかりじゃないよね。
ところで、その中のTさんの息子さんが手伝いに来てくれました。高校一年生、陸上部、可愛い子です(^O^)
今朝は6時半に起きて、お母さんの手伝いをしてくれていたとか。Tさんが仕事で出られない時は、代わりに来る事になっていたのだそうです。でもこの集配場所では余り仕事がないからと、お母さんに追い返されました。手伝いたそうな顔で帰って行った。きっと、張り切って人前で力仕事してみせるのが好きなんだろうな。
良い子です、帰ってしまって残念でした。
うん、本当に残念……。
我が家の息子も、あんな風に育つと良いな。
Tさんが言うには、
「母親は仕事をしていても子供に寂しい思いをさせない。特に男の子は強がっている分寂しがり屋だから。父親はやはり、後ではなくその日のうちに、叱るところは叱る。毅然とした態度が必要。」
ああ、当たり前の事かも知れないけど、あの子を見てたら頷かずにいられない。
「中学高校、お金掛かるよ、覚悟しておきなさい」
「……はい」
もう一度素直に頷いた(笑
★身内だから
言わない方が良い事もある。だけどさ、たまには言いたいよ。
言ってしまうと、取り返しがつかないだろうと思う。だけど、我慢ならないことを、かなり我慢してきたつもり。当然、むこうも同じ事を言うだろう。あたしに向かって「むかついた」なんて言うな。同じ台詞を返したくても我慢してるんだぞ。
自分だけ傷ついたような事を言うな。おまえの言動が、誰も傷つけていないと思うのか?簡単に人のプライドを、他人の前でこき下ろすくせに。
仲の良い兄弟なんか、いるもんか。
ちぇっ、またあたしから折れるんだろうな、きっと……。
ぶつぶつぶつ……。
★アニメ汚染度チェック
万歳ガイナックス!!
「ダイコン」時代から愛してるよん\(^O^)/
でもアニメ無くても生きていられる。今まで積み重ねた萌えがあるから(笑
★このところ凹みモードでしたが(ママ達との色々で……)
先ほどクロ○コの男の子が、実家からあたしの大好きな日本酒を運んできてくれた!!
そのこがまた、すっごく明るくて可愛い子だったんだよ!
万歳、神様有り難う!!
途端に元気になりました(←つくづくお馬鹿さんですね・笑)
こんな時間まで宅配の仕事、厭な事も辛い事も沢山あるだろうね。でも、にっこり笑って「有り難うございました!」と言った君が眩しかった。
つまんない事でくよくよしても始まらない。
元気を貰っちゃったよ、ありがとう。
なんか、ホントに嬉しかったんだ……。
言わない方が良い事もある。だけどさ、たまには言いたいよ。
言ってしまうと、取り返しがつかないだろうと思う。だけど、我慢ならないことを、かなり我慢してきたつもり。当然、むこうも同じ事を言うだろう。あたしに向かって「むかついた」なんて言うな。同じ台詞を返したくても我慢してるんだぞ。
自分だけ傷ついたような事を言うな。おまえの言動が、誰も傷つけていないと思うのか?簡単に人のプライドを、他人の前でこき下ろすくせに。
仲の良い兄弟なんか、いるもんか。
ちぇっ、またあたしから折れるんだろうな、きっと……。
ぶつぶつぶつ……。
★アニメ汚染度チェック
あなたは148.05%アニメに汚染されています。
もうかなり駄目なレベルに来ています。
アニメ依存症と言っても過言ではないでしょう。
立ち直ることはまず無理です。
アニメが無くなったら、そわそわして何も出来なくなるでしょう。
また旅行などに行っても、アニメが見たいと思う状態になり耐えられませんね
あなたはどちらかというとガイナックスふぁんですね。
それともエヴァからはまってしまったってところでしょうか?
これからもふぁんとして頑張りましょう。
万歳ガイナックス!!
「ダイコン」時代から愛してるよん\(^O^)/
でもアニメ無くても生きていられる。今まで積み重ねた萌えがあるから(笑
★このところ凹みモードでしたが(ママ達との色々で……)
先ほどクロ○コの男の子が、実家からあたしの大好きな日本酒を運んできてくれた!!
そのこがまた、すっごく明るくて可愛い子だったんだよ!
万歳、神様有り難う!!
途端に元気になりました(←つくづくお馬鹿さんですね・笑)
こんな時間まで宅配の仕事、厭な事も辛い事も沢山あるだろうね。でも、にっこり笑って「有り難うございました!」と言った君が眩しかった。
つまんない事でくよくよしても始まらない。
元気を貰っちゃったよ、ありがとう。
なんか、ホントに嬉しかったんだ……。
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【私立叢雲学園怪奇譚・第二部〔本章〕34】
2004年6月10日 【小説】私立叢雲学園怪奇譚[第33回のあらすじ]
◇少しずつ潮が満ち、やがて逃れられない海流に飲み込まれていくような不安。それでも遼は、優樹に打ち明ける事が出来ない。自分だけで何とか出来るならそうしたかった。優樹を巻き込んではいけない気がした。
:::::::::::::::::::::::::::::
<本文>
ボートに荷物を置いた美月は、島縁に添ってコンクリを打った細い道へと遼達を案内した。
「所々、路肩が崩れているから気を付けてね」
言われてみれば確かに幅が一メートルもない道の所々は崩れ、場所によっては飛び越さなくてはならないほどの亀裂がある。歩き慣れた様子で先に進む美月は度々立ち止まり、おぼつかない足取りの遼達を待った。
桟橋から左手に回り込んで五・六分歩くと、コンクリの道は石を組んだものになった。ゴツゴツとして歩きにくく、隙間に生えた雑草で足下が見えにくい。
「アキラ先輩や遥斗達も、洞窟まで行ったのかな?」
軽々とした身のこなしで、いつの間にか美月を追い越した優樹が後方の遼に向かって叫んだ。
「さあ、どうかな? 僕はなにも聞いてないけど」
すると美月が代わって答える。
「彼等は洞窟まで案内しなかったらしいわ」
「何だそうなのか……轟木先輩が喜びそうな所なのに、行けなかった事を知ったらがっかりするだろうな」
立ち止まった優樹に追いついて、遼は首を傾げた。
「轟木先輩が?」
「ああ、古い史跡や謂われに興味があって、考古学者になりたかったんだってさ」
すると追いつくのに必死だった杏子も立ち止まり、呆れ顔で優樹を見た。
「もう、そんな心配するなんてお人好しもイイトコねっ! だいたいねっ、あたし轟木先輩があんな人だったなんて思わなかった。おかげで昨夜は……」
「うるせぇよ杏子、それはもういいんだ」
杏子の言葉を遮り、ふい、と顔を背けた優樹は大きく跳躍すると、あっという間に先の岩陰に姿を消す。
「何よ……バカ! 心配してあげてるのに……」
杏子の脹れっ面に、遼は笑った。今し方まで優樹のために不機嫌だったはずが、もう忘れているらしい。そんな素直で優しいところに、つい惹かれてしまうのだ。自分は杏子に惹かれている……? 意識し始めた途端に、今までの言動や行動が別の意味を持って脳裏に浮かんだ。優樹の部屋を頻繁に訪れるため杏子ともプライベートな時間を共有する事が多く、食事時にグラスを取り違えた事もあるし深夜まで二人きりで映画のビデオを観ていた事もある。甦った記憶に妙な緊張感を覚えて遼は、迂闊にも石の隙間に躓いてしまった。
「う、わっと!」
焦り体制を整えたところに、声に驚いた美月が心配して振り返った。
「大丈夫? 少し疲れたかしら、顔が赤いわ」
「あっ、平気です! 何でもありません」
心配する美月に遼は平静を取り繕う。
「洞窟は、あの岩陰にあるの。下に降りる足場が悪いから、気を付けてね」
美月の呼びかけで我に返った遼は、注意深く足元を見た。石を組んだ道は突然とぎれて、五メートルほど下の砂地へと飛び飛びに大きな岩が続いている。優樹は一足に降りたようだが、気を付けないと踏み外して痛い思いをしそうだった。慣れた所作で足場を選ぶ美月を追い、遼は最初の岩に飛び移った。
「遼くん、助けてぇ」
最初の一歩がどうしても踏み出せず、置いて行かれた杏子が助けを求める。
「杏子ちゃんから見て左手の平らなところに一度降りてから、右の岩に渡って……そうそう、それから下の岩に降りてから今度は斜め左下にある岩に下りてごらん」
膝を屈めた低い姿勢から、杏子は恐る恐る最初の岩に飛び移った。そして言われたとおりに足場を捜し、最後の岩に飛び移る。
「きゃっ!」
が、バランスを崩して蹌踉めき落ちそうになった身体を、遼が咄嗟に受け止めた。
「あっ、ありがと……」
「えっ……うん」
ボートに乗る時にも手を貸した。しかし、その時は感じなかった全身が熱くなるような感覚に戸惑う。
「遼、早く来いよ! 結構でかい洞窟があるぜ!」
「今行くよ!」
急かす優樹に返事をしてから小さな深呼吸で動悸を収め、遼は辺りを見渡した。波打ち際は地中から隆起した岩石が連なる無機質な景観で、普段見慣れている海辺の岩場とは違い、生の気配がまったく感じられない不気味さがある。通ってきた道や祠に続く石段と同じ黒っぽい色をした岩が随所に突きだす砂地は二十メートルほど先で同じ色の一枚岩に突然遮られ、まるで黒い屏風のような切り立つ岩肌には裂け目のような大きな穴が開いていた。前に立つ優樹の背丈から換算すると高さは三メートル強、横幅は広いところで二メートル弱といったところだろう。しめ縄が張られた奥は暗く、冷たい風が吹き出してくる。
「『秋月島』は、花崗岩の一枚板で出来ているらしいわ」
美月の説明に、遼は頷いた。
「この地域は火山帯ですからね、浅間山の噴火で隆起したとすると一番古い記録では西暦で六八五年ですから、この島もかなり古いものかもしれないな」
「さすが遼くん、博識ね!」
杏子が感嘆の声を上げると、優樹がつまらなそうな顔をする。
「ちぇっ、こいつ役にも立たない知識を集めるのが趣味なんだよ。それより中に入ってみようぜ、結構奥が深そうだ」
「ダメだよ優樹! しめ縄が掛かってるもの、神様のバチが当たるよ」
さすがに跨ぐ事は気か引けるのだろう、しめ縄を掴んで持ち上げた優樹を慌てて杏子が止めた。
「平気だって! 俺はそんなモン信じないから問題なし。バチっていうのは信じてる人間にしか当たらないんだぜ。それに……立ち入り禁止って訳でも無さそうだし。ほら、中にある祠に花が飾ってある」
杏子と一緒に洞窟の中を覗き込んだ遼は、先の見えない暗闇の手前にある、小さな祠に気が付いた。優樹の言うように、飾られた花はまだ新しい。
「あっ、ホントだ……。でもそれは、管理を任されてる美月さんが……」
「私じゃないわ……あの花は、郷田君が供えたのよ」
「えっ? 郷田さんが?」
何故と問いかける瞳で、杏子は美月に向き直った。
:::::::::::::::::::::::::::::
◆前回短かったので、今回はサービス(←サービスって?・笑)
少し長めになりました。まだまだ謎は続きます。
萌えシーンはまだか!と、思われる方(いないか?)
もうちょっと待ってね(笑
◆しかしこのペースだと、二部終了が年内までかかりそう。
……いかんな、それは。
週2回アップ宣言!!(おおっ!)
でも時々、週1回(だめじゃん……)
8月に終了し、年内「俺の兄貴」を書いて、新年から三部で行きます。鬼が笑いますか?
はっはっはっ!!あたしが笑ってます。
★ご意見ご感想はこちらの掲示板にどうぞ!
「一部」改訂版もご覧になれます。
「MURAKUMO」
http://mypage.odn.ne.jp/home/kazatoyou
◆hotmail:youkazato@hotmail.com
でも、お気軽に。MSNメッセアドにもなっています。
◇少しずつ潮が満ち、やがて逃れられない海流に飲み込まれていくような不安。それでも遼は、優樹に打ち明ける事が出来ない。自分だけで何とか出来るならそうしたかった。優樹を巻き込んではいけない気がした。
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<本文>
ボートに荷物を置いた美月は、島縁に添ってコンクリを打った細い道へと遼達を案内した。
「所々、路肩が崩れているから気を付けてね」
言われてみれば確かに幅が一メートルもない道の所々は崩れ、場所によっては飛び越さなくてはならないほどの亀裂がある。歩き慣れた様子で先に進む美月は度々立ち止まり、おぼつかない足取りの遼達を待った。
桟橋から左手に回り込んで五・六分歩くと、コンクリの道は石を組んだものになった。ゴツゴツとして歩きにくく、隙間に生えた雑草で足下が見えにくい。
「アキラ先輩や遥斗達も、洞窟まで行ったのかな?」
軽々とした身のこなしで、いつの間にか美月を追い越した優樹が後方の遼に向かって叫んだ。
「さあ、どうかな? 僕はなにも聞いてないけど」
すると美月が代わって答える。
「彼等は洞窟まで案内しなかったらしいわ」
「何だそうなのか……轟木先輩が喜びそうな所なのに、行けなかった事を知ったらがっかりするだろうな」
立ち止まった優樹に追いついて、遼は首を傾げた。
「轟木先輩が?」
「ああ、古い史跡や謂われに興味があって、考古学者になりたかったんだってさ」
すると追いつくのに必死だった杏子も立ち止まり、呆れ顔で優樹を見た。
「もう、そんな心配するなんてお人好しもイイトコねっ! だいたいねっ、あたし轟木先輩があんな人だったなんて思わなかった。おかげで昨夜は……」
「うるせぇよ杏子、それはもういいんだ」
杏子の言葉を遮り、ふい、と顔を背けた優樹は大きく跳躍すると、あっという間に先の岩陰に姿を消す。
「何よ……バカ! 心配してあげてるのに……」
杏子の脹れっ面に、遼は笑った。今し方まで優樹のために不機嫌だったはずが、もう忘れているらしい。そんな素直で優しいところに、つい惹かれてしまうのだ。自分は杏子に惹かれている……? 意識し始めた途端に、今までの言動や行動が別の意味を持って脳裏に浮かんだ。優樹の部屋を頻繁に訪れるため杏子ともプライベートな時間を共有する事が多く、食事時にグラスを取り違えた事もあるし深夜まで二人きりで映画のビデオを観ていた事もある。甦った記憶に妙な緊張感を覚えて遼は、迂闊にも石の隙間に躓いてしまった。
「う、わっと!」
焦り体制を整えたところに、声に驚いた美月が心配して振り返った。
「大丈夫? 少し疲れたかしら、顔が赤いわ」
「あっ、平気です! 何でもありません」
心配する美月に遼は平静を取り繕う。
「洞窟は、あの岩陰にあるの。下に降りる足場が悪いから、気を付けてね」
美月の呼びかけで我に返った遼は、注意深く足元を見た。石を組んだ道は突然とぎれて、五メートルほど下の砂地へと飛び飛びに大きな岩が続いている。優樹は一足に降りたようだが、気を付けないと踏み外して痛い思いをしそうだった。慣れた所作で足場を選ぶ美月を追い、遼は最初の岩に飛び移った。
「遼くん、助けてぇ」
最初の一歩がどうしても踏み出せず、置いて行かれた杏子が助けを求める。
「杏子ちゃんから見て左手の平らなところに一度降りてから、右の岩に渡って……そうそう、それから下の岩に降りてから今度は斜め左下にある岩に下りてごらん」
膝を屈めた低い姿勢から、杏子は恐る恐る最初の岩に飛び移った。そして言われたとおりに足場を捜し、最後の岩に飛び移る。
「きゃっ!」
が、バランスを崩して蹌踉めき落ちそうになった身体を、遼が咄嗟に受け止めた。
「あっ、ありがと……」
「えっ……うん」
ボートに乗る時にも手を貸した。しかし、その時は感じなかった全身が熱くなるような感覚に戸惑う。
「遼、早く来いよ! 結構でかい洞窟があるぜ!」
「今行くよ!」
急かす優樹に返事をしてから小さな深呼吸で動悸を収め、遼は辺りを見渡した。波打ち際は地中から隆起した岩石が連なる無機質な景観で、普段見慣れている海辺の岩場とは違い、生の気配がまったく感じられない不気味さがある。通ってきた道や祠に続く石段と同じ黒っぽい色をした岩が随所に突きだす砂地は二十メートルほど先で同じ色の一枚岩に突然遮られ、まるで黒い屏風のような切り立つ岩肌には裂け目のような大きな穴が開いていた。前に立つ優樹の背丈から換算すると高さは三メートル強、横幅は広いところで二メートル弱といったところだろう。しめ縄が張られた奥は暗く、冷たい風が吹き出してくる。
「『秋月島』は、花崗岩の一枚板で出来ているらしいわ」
美月の説明に、遼は頷いた。
「この地域は火山帯ですからね、浅間山の噴火で隆起したとすると一番古い記録では西暦で六八五年ですから、この島もかなり古いものかもしれないな」
「さすが遼くん、博識ね!」
杏子が感嘆の声を上げると、優樹がつまらなそうな顔をする。
「ちぇっ、こいつ役にも立たない知識を集めるのが趣味なんだよ。それより中に入ってみようぜ、結構奥が深そうだ」
「ダメだよ優樹! しめ縄が掛かってるもの、神様のバチが当たるよ」
さすがに跨ぐ事は気か引けるのだろう、しめ縄を掴んで持ち上げた優樹を慌てて杏子が止めた。
「平気だって! 俺はそんなモン信じないから問題なし。バチっていうのは信じてる人間にしか当たらないんだぜ。それに……立ち入り禁止って訳でも無さそうだし。ほら、中にある祠に花が飾ってある」
杏子と一緒に洞窟の中を覗き込んだ遼は、先の見えない暗闇の手前にある、小さな祠に気が付いた。優樹の言うように、飾られた花はまだ新しい。
「あっ、ホントだ……。でもそれは、管理を任されてる美月さんが……」
「私じゃないわ……あの花は、郷田君が供えたのよ」
「えっ? 郷田さんが?」
何故と問いかける瞳で、杏子は美月に向き直った。
:::::::::::::::::::::::::::::
◆前回短かったので、今回はサービス(←サービスって?・笑)
少し長めになりました。まだまだ謎は続きます。
萌えシーンはまだか!と、思われる方(いないか?)
もうちょっと待ってね(笑
◆しかしこのペースだと、二部終了が年内までかかりそう。
……いかんな、それは。
週2回アップ宣言!!(おおっ!)
でも時々、週1回(だめじゃん……)
8月に終了し、年内「俺の兄貴」を書いて、新年から三部で行きます。鬼が笑いますか?
はっはっはっ!!あたしが笑ってます。
★ご意見ご感想はこちらの掲示板にどうぞ!
「一部」改訂版もご覧になれます。
「MURAKUMO」
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◆hotmail:youkazato@hotmail.com
でも、お気軽に。MSNメッセアドにもなっています。
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