◆反抗的態度

 娘がバレーボールの練習に行くとき、行きは自転車に乗って一人で行くのですが帰りは暗くなるし人通りの少ない道を帰るのでお迎えに行きます。

 その帰り道のこと。

「またジェットコースターに乗りたい、友達と西武園に行って良い?」
「プリクラ撮りたい、Iちゃんとあした行ってもいい?」
「新しいジャージ買ってよ、これ裾がすり切れてきた」

 私の機嫌がいいのにつけ込んでか、先週末に二晩留守したことを不満に思っていたためか、「あれ買って、これ欲しい」攻撃の娘。そのうえ、「危ないから端によって歩きなさい」と言った私に「車来てないじゃん」と反抗。
 
「あっそ、じゃあ道の真ん中歩いて帰れば? ママはもう知りません」

 不遜な態度で「あれ買って、これ欲しい」と言うのは聞き流していた。しかし、この反抗的台詞にカチンと来た。一切口をきかず、早足で先を歩く私。
 娘はさすがに「まずい」と思ったのか、黙ってあとをついてくる。

 家について鍵を開け、娘の鼻先でドアを閉めた。

 少し間があってから、そっとドアが開く気配で玄関に行ってみると、娘が目に一杯涙を溜めている。

「ごめんなさい、ママ……」

「アンタ、態度悪すぎ。でもちゃんとママは、後ろ気にして歩いてたよ? 置いていくわけ無い」

「だって踏切で走ったじゃない」

「ゴメン、ちょっと意地悪した」

 ぽろぽろっと涙をこぼした娘を、抱きしめた。
 ゴメンゴメン、ママが悪かった。しかし、可愛い。11歳になっても、我が娘が可愛すぎる。

 子離れできるかな、自分?(苦笑

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索