災難

2006年8月22日 ◆普段の出来事
◆最後のプールで

 今日は、夏休み最後の学校プールがありました。夏休み前半は低学年と高学年が午前と午後に別れていて、子ども達はバラバラ。しかし後半は全学年一緒です。
 水泳教室に通い自信がついた子ども達、成果を披露しようと勇んで出かけていきました。しばらく静かになるから、私もネットしながらのんびり。

 ところが、帰ってきた娘が涙ぐんでいます。途中で誰かと、喧嘩したかと聞いてみれば。

 ある1年生のお母さんが途中まで迎えに来ていて、娘を含めその場にいた子ども達全員に「あなたたち、娘を虐めているでしょう? 特にそこにいる男の子、あなたが悪い」と喚きだしたそうだ。娘たちに心当たりはなく、他にもそのような事実はないらしい。ただただ、そのお母さんが喚くのを我慢して聞いていたそうだ。

「とても怖かった」

 帰ってきた娘は泣きながら訴えた。ここまで我慢していた涙が、ポロポロと流れ落ちていた。息子は憮然として、何を聞いても答えない。これは息子が、かなり怒っているときの態度だ。いわれもない嫌疑をかけられ、攻撃された男の子のお母さんにすぐ電話をしてみた。

 男の子のお母さんは怒って、すぐに喚いたお母さんに電話をかけたという。相手は「勘違いでした」と謝ったらしいが、気が収まらないという。

 私は何故、そのお母さんが「自分の子が高学年(4年生)に虐められている」と思ったのか、なぜ勘違いだったとすぐに謝ってきたのか知りたかった。

 しかしその場にいた子供のお母さんは口を揃えて「あの人は、元々おかしな人。危ないから、子供を近づかせないでおこう。これからも何かあったら困るから、“みんなで”ちゃんと言っておかないとね」という。

 “みんな”って、当然、私も入っているんだよね……。

 ええっと、大人数で一人を攻撃すればいいのかな? そう言うと、「子供が攻撃されたんだよ? かざとさんは、平気なの? 一人で良い人ぶるつもり?」と反論される。

 私だって子供は何よりも大切だ、平気なはずはない。だけど、「あのババァ、ぶっ殺してやる」という子供に「代わりにママが、何も言えないようにしてあげるから。みんなが味方よ、大丈夫」というのは、どうなんだろう?

 お風呂で娘の髪を洗いながら、娘の愚痴を聞いた。そして、髪を拭きながら抱きしめた。

「言葉はどんな刃物よりも鋭く、人の心を傷つける。だけど負けないようになりなさい、正しくない言葉の暴力は怖くない。そして人を傷つけないように、自分も気をつけなさい」

 娘は黙って頷いた。

「でもアンタが負けそうになったら、必ずママが相手をぶっ飛ばしてやるから心配するな」

 ……あれ?

 

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