◆張り切って

 朝から天気が悪く、肌寒い日でした。
 しかし早起きして洗濯を済ませ、「ボウケン」と「カブト」と「デジモン」はしっかり観て(マテ)、11時30分に家を出ました。

 目指すは「大宮公園」内にある、「埼玉県立・歴史と民族の博物館」!

 ターゲットは「特別展・由来 伝来 名刀の一千年」!!

 西武池袋線で池袋に出て、湘南ライナーで大宮。東武野田線に乗り換え、13時前に「大宮公園」に着きました。雨は激しくなり、心配していた娘の陸上は中止。旦那に任せてきたので、少し肩の荷が下りました。

「大宮公園」から徒歩で5分歩かないうちに、目的の博物館に到着。が、そこで思わぬモノを目撃。

 なんてこった! 弓道場で、高校生が試合してるよ!!(嬉

 ええもちろん、20分ほど見学してましたけど……何か?

◆その質感は、本物だからこそ

 逸る気持ちを抑えきれず、走り出しそうになりました。(←だったら外で弓道してる高校生を観ているな)
 一振りごとに時間を掛け、よ〜く観てきましたが……。

 鳥肌が立ちました、その凄絶なる美しさに。

 そして展示解説をしてくれた学芸員さんに、つい質問してしまいました。

「展示されている刀は、刃がついているんですか?」

 本当は、聞くまでもなく解っていました。
 どの刀身も、生きているように見えたからです。

「もちろんですよ、良く斬れます」

 40代後半くらいの小柄な女性学芸員さんは、にっこり微笑んでそう仰いました。

◆「兼光」に惚れました

 3時間半居ましたが、おそらく展示会場を10周はしたと思います(笑) 人は少なかったけど、順路を戻るのは気が引けたので出たり入ったりを繰り返したのです。

 そして一番長く立ち止まったのが「兼光」の前。


【大太刀 銘「兼光」】/東京国立博物館所蔵品
 
・長さ:三尺七分(93.0?)
 延文四年(1359年)・南北朝時代

・鎬造、丸棟、鍛えは板目、刃文は「湾れに互の目」

 作者の兼光は景光の子と伝える長船派の棟梁。銘の年紀は嘉歴元年(1326年)から康安二年(1362年)まである。文和・延文(1352〜1361年)頃に作風の変化が見られ、「延文兼光」と呼ばれ、湾れ刃(のたれは)に特徴がある。
 この大太刀は「延文兼光」の特徴が良く出ている。所々に大きい刃こぼれがあり、戦乱をくぐり抜けてきたことを物語っている。


 神社仏閣献上品が多い展示物の中、「兼光」は戦場に持ち出された太刀。
 その輝き、質感、重量感、長さ、そり、完璧に好みの刀身です。脳裏に焼き付くまで、ショーケースの前に貼り付いていました(笑)

◆「ママは勉強に行くんだよ」

 一人で博物館に行くと言ったら、子ども達が「連れて行け」とごねました。でも展示物が展示物だし、子供が飽きて騒いだら、ゆっくり鑑賞できません。すると旦那が……。

「ママは勉強しに行ってくるんだよ、おまえ達はパパと留守番」

 そう言ってくれました。
 なんか、感動した。

◆夕ご飯

 帰ってきたのは18時近くでした。
 駅で待ち合わせ、駅前の居酒屋で夕飯です。

 ああ、幸せ♪

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索