★知識を蓄積し、役に立つ本を探して読もうと思った。
でも、何を手にとっても、どれをめくってみても、食指が動かなかった。
やはり理屈で選んでもダメかな? 役に立ちそうだと思って買っても、多分読まないんだろうな、と諦めかけた時。
「山田かまち」の本が目に入った。
映画化されて、すごく気になっていた。でも、青臭い感動系なんか趣味じゃない、鼻につくと避けていた。
だけどやっぱり、どうしてもどうしても、気になって仕方がない。
結局、レジに持って行った。(おかげで帰りの電車賃のために、なけなしのお札を崩す羽目になった。20円足りなかったから……)

正直あたしには、高校時代の記憶がない。
それは、辛くて寒くて悲しい思いしか、した事がなかったから。いじめとか、そう言う問題で片づけられる事ジャナイ。
あたしが、学校を拒絶していた。
クラスに関わらず、一人で読書と創作に邁進してた。当然、異端者扱いされた。
クラスメイトの顔も思い出せない。
そうせざるを得ない理由があり、それが自己保身だった。
自分を傷つける事は考えず、クラスごと砂に飲み込まれればいいと毎日願っていた(「漂流教室」みたいにね)

でも、烏合出来ない自分を嘆いた事はない。
だってそう思っているのは、きっと自分だけじゃないと信じてたから。
そのころネットなんか無かったけど、その分強く信じられたのかも知れない。
だから
たくさん読んで、たくさん書いた。

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